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無料添削デザインスクール #291「テーマパークバナー」


添削

いつもおなじみのこばやすさんのテーマパークのバナーですね。
落ち着いた雰囲気のテーマパークですね。

■文字サイズ

同じ型を連続で添削していますが、前回同様に文字サイズの感覚がまだ慣れていないように感じます。
実際にバナーとして置かれたときにどう見えるのか、それを考えながら作らないと読めないサイズの文字だらけになってしまいます。

解決法は簡単で、実際にサイズに書き出してみる。
さらにバナーが入るだろうページのサンプルを原寸でキャプチャなどをして、そこにバナーを合成してみる。
それをブラウザで原寸サイズで見れば実際にバナーが入っている状態を再現できます。

私も最初はやりました。
原寸で確認するのは大切です。

今だとスマホファーストなので、スマホに画像を送るなり、Twitterで表示させて見るだけで大体の文字サイズは分かるはずです。

制作中に画面いっぱいにして制作していると起こる現象なので、原寸で確認する癖をつけましょう。

最近はスマホ用に解像度2倍で作ることがあるので、画面上はすごい大きいけど、表示は半分のサイズということも多いです。
なので、バナー依頼が来たら表示サイズも念のために聞いておくといいです。

■まじめなデザイン

デザインは人となりが出ます。
すごい真面目なデザインなので、慎重なタイプのように見えます。
このタイプの方は、思いっきりデザインをプラスして入れる行為が苦手です。
配置などはいいのですが、デザインが飛躍しない。
ずっとここで小さい修正を繰り返すと一向に納品レベルまでいかない。
そんな苦労があります。

単調だなと思ったら、思いっきりあり得ないくらいド派手なデザイン配置を作ってみてください。
そして、また見やすいように微調整。
これを繰り返すと「折衷案」というところにたどり着きます。

人にもよりますが、コツコツと作り上げていいデザインができ上ることはあまりないです。
どこかでドカンと壊してから再構築すると今までなかった発想が生まれて、それを何度も繰り返すといいデザインが生まれます。

たとえそれが全然ダメなデザインであっても、ダメだということが分かり、その中に意外と面白そうな表現が見つかったりします。

あと、これをやる時に自分の頭の中だけで何をやるか考えてはダメです。
自分の頭の中はとても狭い世界だと思ってください。
これはプロでも一緒です。

ほとんどの場合、新規のデザインが多く、同じデザインを作ることはほぼありません。
担当に「同じでいいよ」と言われて同じの出すと起こられるので、絶対に同じものはありません。

デザインを作る前は毎回ゼロからスタートなので、これから作るデザインの情報を調べて頭の中に叩き込んでから爆発させます。
この作業を「真似ろ」という簡単な言葉でみんな説明しています。

まずは色んなデザインを見て、真似したいような表現があったら恐れずに思いっきり入れてみてください。

■トーン

どんな遊園地を想定しているかは分からないのですが、優しい雰囲気が出ていて、前回同様に方向性はくるっていないので、あとはデザインの作り込みを思いっ切りできるかで質は一気に上がるはずです。

なので足りていないのは、表現する技術とデザインのインプットかと思われます。
「ちょっと自分には作れないかも」くらいのに挑戦すると技術は伸びます。

お題

こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。

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