無料添削デザインスクール #242「温泉旅館バナー」
添削
毎度おなじみになってきた「こばやす」さんの温泉旅館バナー課題ですね。
色合いが温泉っぽくないかな。
■写真加工
写真の下を文字を見やすいようにだと思いますが、ぼかしてありますね。
カメラなどの焦点ぼかしは手作業だと違和感が出ます。
ぼかしというよりかはモザイクなどに見えます。
デザインに関わっていない一般人でも無意識に違和感を感じるとストレスになり、気持ち悪さを感じます。
無意識の違和感を与えないのもデザインです。
■色合い
色合いがミスマッチしているように見えます。
・カップル
・温泉
これから連想するとあまり原色に近い寒色は出てこないように感じます。
暖色系でまとめてあげるといいかと思います。
高級な老舗旅館感を出したい時は渋い色合いでもいいかと思います。
単純に色味を変更してみました。
同系色でまとめると、まとまり感は出るけど、あんま目立たないですね。
色味は調整が必要ですね。
■帯
バナーでは帯をよく使いますが、グラデーションの入れ方によっては立体に見えることがあります。
これはリッチデザインという10年くらい前に流行った手法で、目立つのですが、古臭く見えるデザインです。
強いグラデーションよりもゆるいグラデーションの方が繊細なデザインに見えます。
色合いの差も少しだけでも十分グラデーション感は出ます。
■事務的な文
下の帯は事務的な感じで入ってしまっているので、こういう事務的な特徴のないところも整頓してあげて見せ方を工夫するといいです。
バナーでは事務的な文もきれいに見せる必要があるので、ただ入れればいいやという感じではなくて、整頓してみてください。
文字カーニングや文字サイズ調整など細かい作業ですが、デザインの作業はほとんどこれが多いです。
ど派手な案件の時はビジュアル考えることも多いですが、一般のデザイナーは文字要素を加工することが多いので、このあたりの細かい技を覚えておくといいです。
デザイナーではない人には何をしているのかさっぱり分からないので評価されないのですが、これをやるだけでちょっと見え方がきれいになります。
ここの見せ方も少し単調なので、文字サイズの調整をしてあげるといいです。
文字サイズの調整をしてもあまり見た目が変わらない時は、大きくデザインを一回入れてみるのも手です。
あまり細かい調整ばかりしていると大きな動きを出せないので、何度かど派手なデザイン路線を作り、また細かい調整をする。
これを繰り返すといいです。
お題
こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。
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