無料添削デザインスクール #313 「水族館バナー」
添削
水族館のバナーですね。
幻想的な雰囲気が出てますね。
■要素配置
デザインを作る技術は十分あると思うので、より細かい配置の部分を中心に見て行こうかと思います。
右下の要素が小さくて読めないサイズになっているので調整が必要です。
レイアウトもクラゲのシルエットとかぶっているので、区別できるようにしてあげるといいです。
小さいですがよく見ると商品を斜めに置いていますが、全体の雰囲気から見るとポップすぎるようにも見えます。
シンプルに斜めにしないでおいてあげた方が落ち着いた雰囲気に合うと思います。
デザインの説明を読むと、分かりやすく反対色にしたとありましたが、全体の雰囲気を壊してまで伝えなくてもいいのかな~と思いました。
このバナーの場合、人は何を見てバナーをクリックするのかを考えます。
「やった~!東フリシーワールドだ!」
ここで判断するのは年間パスポートを持っている超リピーターです。
彼らは放っておいても自分で検索します。
ターゲットとしては「夏休みだからどっか行きたいな~」くらいの人かと思います。
その人たちに普通に「水族館です」と言っても「知ってる」となってそこまで興味が出ません。
そこで水族館は工夫して「夜やってる超絶きれいな水族館です」と、差別化してイベントを開いています。
つまり、場所はあまり関係ない。
超絶きれいなものを見せて
「どこだここ!?」
「どこでやっているの!?」
「行きたい!」
と思わせたら勝ちです。
場所は施設名が入っていれば分かるので、左上も空いているので、そこにロゴを入れてあげればいいです。
練習課題なので要素を削ってはいけないのかもしれませんが、文字が多いように感じます。
このくらいシンプルなレイアウトでもいいかと思います。
何で文字がいらないかは、キャッチコピーの知識につながるのですが…
クラゲたちが色とりどりのライトに照らされて
優雅に舞う様子を楽しめます。
これってつまり「ライトショー」をそのまま説明した文章ですよね。
上にも「ライトショー」入っているのでなくてもいい文章です。
大きな水槽の中を優雅に泳ぐ魚たち
それを眺める施設です。
つまり「水族館」ですよね…
大勢の人が車両に乗り込み
定刻通りに出発する便利な乗り物。
つまり「電車」ですよね…
当たり前のように知っていることをあたかもキャッチコピーのように書くのは世の中の広告にも多いです。
この文章で人は滅多に動かないです。
課題で絶対に入れないとダメだったらどうしようもないですが。
こんなのデザイナーの仕事じゃないと思うかもしれないのですが、確かにライターとディレクターの仕事です。
分業されていてデザイナーは作るだけで、優秀なライターがいて、ディレクターも優秀というのはトップの制作会社2%くらいです。
文字の選定もできると助かると言われることがあります。
インハウス系では必須スキルかもしれないです。
デザイナーからディレクターに転身するときもあるといいスキルです。
■文字サイズ
全体的に文字サイズが小さいように感じます。
バナーをクリックしてサイトに来てもらったら興味がある人なので細かい文字もある程度は読んでくれます。
興味のない人は細かい文字を読まないので、パッと見た瞬間に内容がざっくり分かるようにしてあげるといいです。
開催しているイベント内容からして、子供というよりかはカップルにデートで来てもらうのが狙いかと思われます。
「夜も営業」
「カクテル」
「ショー」
単語だけでも興味を持ってもらえるようなサイズにしてあげるといいです。
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