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無料添削デザインスクール #232「チョコレート通販セールバナー」


添削

毎度おなじみになってきた「こばやす」さんのチョコレート課題ですね。
冬の感じが出ていますね。

■文字を読みやすくする

文字を読みやすくするためにふちをつけて背景に色を置く。
その他によくあるのが濃いシャドウを入れる。
これらをしなくても文字が読みやすくできないかを試してみてください。
ふちも背景色もない方がすっきりして見栄えがいいです。
根本的に文字の色を読みやすいのにするなど。
どうしてもダメな時にふちなどを使う最終手段だと思ってください。

■濃度

雪の結晶が入っていますが、色が濃いので下の「20%OFF」より目立って邪魔をしてしまっています。
濃度を濃くすると自然と目が行きます。
今回は右のチョコも濃いのでそこまで気になりませんが、下の20%OFFと比べるとかなり濃いです。
目立たせたいところを濃くしてあげるといいです。

こんな感じで濃さを調整すると見せたいものを目立たせることができます。
同系色でまとめるとまとまりはいいのですが、目立たないというデメリットもあります。
わざと彩度や色の濃さを変えるだけでも目立たせることができます。

■文字要素

バナーやLP、Webサイトを作る時は、文字を読みましょう。
論文のサイトとかで論文を全部読めとは言いませんが、どんな内容なのかだけでも理解すると、その要素をどこに置くかが決まってきます。

どの文言を言ったら人は動くのか。
キャッチコピーの勉強をしているとよく分かるのですが、バナーの場合は複数要素があるので、どれを大きく言ったら人は興味を持つのかを考え配置するといいです。

例えると、ショッピングモールで呼び込みをするときに目の前のお客さんに何を言うか。

「贅沢です!」

ケンカ売ってるのかってなりますね。

「20%OFF!」

何の商品だか分からないけど気になる。

「冬季限定チョコです!」

チョコ好きなら振り向くはず。

これらをうまいこと組み合わせて…

「高級チョコが今だけ20%OFF!」

言いたいことは実はこれだけで「贅沢をお裾分け…」は雰囲気作りの文言でなくてもいい物。
冬の感じを出すために「今だけ」「冬季限定」にしている。

文言を読み解いてからバナーを作ると自然と大きく見せる文言が決まり、レイアウトもほぼ決まってきます。

文言の理解とレイアウト、バナーには全部詰まっていると言われるのはこういう技を駆使しないと作れないからだと思います。
見た目だけに固執しないで、文言からもデザインを考えてみてください。

コピーとか勉強しておくと、デザインがダメだったらディレクターへの道も開けるので。

お題

こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。

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