孔雀の教え 40代、50代へのアドバイス
長崎県の大崎公園には、「くじゃく園」があり、約200羽のインド孔雀がいる。
春から夏の発情期になると、孔雀の壮麗な羽を見るために大勢の観光客が集まる。
2021年の初夏、当時47歳の僕もその中にいた。
美しい孔雀の羽を見るために行ったのだが、47歳の誕生日の翌日だったからか、僕の目には、まったく違うものが飛び込んできた。
そして僕はそこで思わぬ教訓を得ることになる。
オスの孔雀が初夏に羽を広げるのは、羽を広げる行為が、いわゆる求愛行動だからだ。よく観察すると、孔雀は羽を広げるだけではない。自らの存在をアピールするために、小刻みに震えている。
若いオスが見事な羽を披露すると、すべてのメスがなびく訳ではない。人間の世界と同じで、金や力だけではモテないのだ。
さらにオスにとっては、残念なニュースがある。この壮麗な羽は、永久に続く訳ではない。一部の年老いたオスの羽はところどころ抜け落ち、みすぼらしい姿になっていた。
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