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偶然をどう受け止めるかは自分次第

びっくりするくらい時間が早くてもう10月が終わりなのですね。。。

前回の記事から1ヶ月近く空いていたことに衝撃を受けるとともに、そのくらいナチュラルに時間が過ぎ去ってしまった=フリーランスとして忙しく働かせていただけたということに、ありがたみと感謝を感じる日々です。

さて、前回の記事は

こちらの記事からのつながりで書いたのですが、

今日はもう一つ、「プランドハプンスタンスセオリー」について書きます。この理論、キャリア理論の中で私が大好きな理論の一つです。

突然ですが、ちょっと想像してみてください。
今の部署であなたは3年経ちます。仕事も順調で周りの同僚とも楽しく働けていて特に不満もありません。そんな時上司から呼び出されてこんなことを言われました。
「来期から新しい部署を立ち上げることになった。その新設部署の立ち上げメンバーとして君の名前が挙がっているのだけど、やってみないかい?」
あなたはどう思いますか?どう答えますか?

もちろん、いろいろな事情や背景が絡んできますが、ここで、「楽しそう!せっかくのチャンスだからやってみたい!」と思うか「別にいいけどなんで私なんだろう。他に適任者がいるんじゃないかな。」と思うか「今の部署の居心地がいいのに…離れたくないな。」と思うかで、その後のストーリーは変わってきます。

その「偶然」の出来事をどう認識して利用していくかの重要性を説いたのがクルンボルツの「Planned Happenstance Theory:計画された偶然理論」です。

こういった偶然の出来事をキャリアの機会と捉え、それを活かしていくためには5つのスキルが必要だとされています。

①好奇心:Curiosity
自分の興味の範囲だけでなく、視野を広げること。おのずとチャレンジしたい気持ちが強くなってきます。

②持続性:Persistence
失敗に動じずに諦めず努力し続けること。そうすることで克服されることも大いにあります。

③柔軟性:Flexibility
経験や自分の考えに固執しすぎず、臨機応変であること。他人の意見を取り入れたり、その場に応じた対応をすることが重要です。

④楽観性:Optimism
何があっても結局うまくいくさ、と自分に言い聞かせられること。前向きな気持ちは行動も前向きにします。

⑤冒険心:Risk-taking
結果を不安視したところで何が起こるかわかりません。たとえどんな結果になってもこわがらずに行動することが重要です。

以上のスキルが備わっていると、偶然をも自分のものにでき、自分のキャリアを充実させるチャンスに変えられるという考え方です。

このVUCA時代、予測不能なことが多々起きます。入念に準備していても簡単に覆されてしまうような時代です。
だからこそ偶然を楽しんで、偶然を味方につける力が求められるのだと思います。

最初の質問に戻ると、どの回答が正解というわけではありません。
人の捉え方は人それぞれ。
でもそれをどう捉えたらいいのか悩んだり、一度決めたはずなのになんだかモヤッとしたり、
そんな時に考えを整理して支援できるのがキャリアコンサルタントだと思っています。



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