感想_心臓の王国

高評価コメントを期待されている方は以下お読みいただくのはご遠慮ください。

はじめに、全体の感想としては「思っていたような心の震えはなかった」。
私が学生時代の青春ってものに無縁だったせいかな…相性が悪かったようです。

久しぶりにビジネス書以外、しかも紙の本を手にとりました。
美しい表紙と「衝撃のラスト」という紹介コメントに惹かれて。

主人公2人と周りのクラスメイトや家族を中心に描かれています。
「青春」を切り取った、青年たちの、箸が転がっただけでも笑える日常や、その裏で抱える葛藤やもやもやとしたうす仄暗い感情が渦巻いたストーリー。

高校生たちの心理がすごく大人びていて、そのくせキャラクターが強すぎてちぐはぐ感を感じてしまい、いまいち好きになれなかった。

中盤あたりでなんとなく神威の素性に気づいてしまい…
秘密告白と後半の進行も期待していたほどのどんでん返し的なものはなく、あっさりと読み終えました。

青春、ブロマンスストーリーが好きな方は読んでみても良いのではないでしょうか。

心臓の王国