見出し画像

こくごの思い出

おもしろそうな企画がありました。

中学1年生のときの国語の教科書に
「トロッコ」
が載っていました。
転校してすぐの授業がそのトロッコから始まりました。
色々な箇所について、主人公の気持ちやら作者の意図やら
色々とみんなで予想したりなんかしたのが思い出に残っています。
そのときの先生はふんだんにユーモアを交えて楽しい授業をしてくれる先生で、
たとえば、良平が菓子包を捨てたのはなぜか?というお題に
「先生はなぁ、良平は実はそのお菓子が嫌いだったんじゃないかと思うんだ」
と真顔で答えてからみんなと一緒に爆笑する、といったかんじでした。

3年生に進級した時、国語の受け持ちがその先生になりました。
また楽しい授業をしてもらえると楽しみにしていたのですが・・
彼に一体何があったのか。
あの明るく楽しい先生はどこにもいなく、
ただただひたすら厳しい先生へと変貌を遂げてしまっていたのです。
誰かがちよっとでもふざけチックなことを言おうものならえらい勢いで怒り出し大変なことになったので、
「悪いクラス」すぎたうちのクラスのやつらもさすがにこの先生の前でふざけるのはやめようと思ったらしく、
1年間お通夜のような授業を受け続けました。
ただ、人がこんなに短期間でこんなにも変わるはずがないと思って、
わからないところは恐れることなく(友達に「やめときなよ!」と言われながら)個人的に質問をしに行きましたが、
そういうときは2年前のあの先生のままだったので、
うちのクラスが悪すぎるからああいう態度を取らざるを得ないんだろうなと悟りました。
が、トロッコとのあまりの落差に、物語自体はそれほど印象に残るようなお話ではなかったのですが、その先生の思い出と合わさって強烈に心に残っています。

ちなみに、物語自体が強烈に印象に残ったのは
「羅生門」。
感想は、「こえ〜(怖)」
なんでこんな怖い話を中学校の教科書に載せるんだ・・と思いながら読みました。
怖いと思いつつ、「羅生門その後」みたいな話を考えたりしていたな・・。

以下は余談になりますが、
内容の一部を強烈に覚えているんだけど、他の部分がどんなだったかさっぱりわからなく、題名なんてかけらも記憶にない、といったものが多数あります。
小学校でだったのか中学校でだったのか、はたまた高校でのことだったのか、それも定かではありません。
しかも多分それはほとんどが、物語ではなかった気がします。

そんなうすらぼんやりしたものを記憶をほじくりかえして少しだけ書いてみます。

・ある男の子が石鹸を川に落としてしまった。
彼は、「どうしようもないこと」とはこういうことだということを学んだ。

・片親が日本人で片親が日本人ではない男の子が、両親にとって第2言語である言葉で育てられると、その結果その子は自分の気持ちをいまいち言葉でうまいこと表現できない子になってしまうという研究結果が出ている。

お心当たりのある方がいらっしゃいましたら
是非教えてくださいませm(_ _)m


いいなと思ったら応援しよう!

えるじん
いただいたサポートは、自分を向上させるなにかのために大事に使わせていただきますm(_ _)m