Myself
たくさんの人間関係の中で
これはこうなる、こうするとこうなる
ということがわかってきて
関係性に新鮮な煌めきがなくなっていた。
ここらで私は何かを変えなくては。
同じルートを辿るのはとても退屈だ。
そこで振り返る。自分について考える。
自分の能力や特性について考える。
"これを言う必要はない"ということや
"これを言うと面倒になる"というフィルターに
経験値から予測し勝手に物事を決めつけてはいないか。
衝突や問題を避けるために
自分を殺すことに慣れすぎてはいないか。
同じルートを辿るのは他人だけではない。
自分の行動もそうではないか。
諦めることに慣れすぎてはいないか。
物事を円滑に進めるために
自分の感情をおざなりにしていないか。
他人を愛する前に、自分を愛することを
本来はしなくてはいけなかった。
愛について、自分について、
考えているつもりで向き合えていなかった。
若い頃には目まぐるしく世界が周り、
そのスピードに乗っていくのに必死で
何もわからなかった。
少しずつ愛の輪郭が見え始め、
自分というものがわかってきた。
完璧でなくても知ることをやめないでいよう。
諦めないでいよう。なにもかも。