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アクセラエルフはいいぞ

 こんにちは。エルフなセイランです。今回はアクセラエルフについて。
 構築とプレイングが固まってから爆発的に勝率が伸び、10連勝→9連勝→8連勝→7連勝と連勝を重ねグラマスまで到達したデッキ。アグロからコントロールまで戦術を変えられる奥深く楽しいデッキとなっているので、ぜひお試しを。それでは内容に入ります。

構築

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 強いて言うとソーンとサジの計4枚が自由枠という風に感じますが、他に欲しいカードがないので私はこの40枚で納得しています。

採用理由・役割

フォレストレンジャー・ウェルダー

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 直接召喚持ちのクイックブレーダー。エンハンスのフィニッシュ性能が魅力ですが、基本的にクイブレとして使って問題ありません。ウェルダー以外にも開花・ルヴァン・ソーンとリーサル手段が豊富だからです。序盤から積極的に直接召喚してひたすら殴ります。

導きの巫女・コッコロ

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 万能最強。手札が枯渇気味になる人は2ドロー能力を試合中に1,2回狙うよう意識するとかなり変わると思います。
 貴重な回復手段でもあるので、回復が必要になりそうな展開の場合はマドロス等とのコンボでUBを発動できるようにします。特に対アグロでは、この回復で逃げ切れるかどうかが大きく変わります。

妖精の開花

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 切り札。フィニッシュ性能高すぎて割とどうにでも勝ち筋を作れます。2枚あるとウィスプ+開放ソーン+開花+開花の計8コストでOTKもできます。
 ですが、基本的に1枚あればリーサル狙えるので、手札がどうにもならなそうな時は1ドローとして使ってしまうのも全然あり。そのプレイをする場合はできるだけ2枚目が見えている状態が望ましいです。体験談ですが、中盤適当に開花切ったら残りの開花がデッキボトムに埋まっていたせいで「疾走すれば勝てるのに開花をプレイするとLOで負ける」という事態が発生しました。非常に悔しい。ということでウェルダーと違いこちらはノープラン雑切りは非推奨です。そこまで試合が長引くというのも珍しい話ではあるのですが。
 

森を彩る者・エルフクイーン

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 対アグロはもちろん対ミッドでも別になんでもないやつらでもとりあえず先3tで投げとけば普通に強い。後攻の場合は3tで置かずに4tの進化を狙った方が強いです。
 アクセラ切りまくってるとそんなに手札貯まってないはずなのと、そもそもとんでも盤面を返し切れるほどのパワーはないのとで、必ず盤面を解決してくれるわけではないことに注意が必要。アグロされていたのを押し返すくらいの認識で。

永久なる輝き・エリン

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 EP回復、体力回復、ワンドローで荒れまくってる状況を整理できる事故防止カード。レオネルがないと後出ししづらいことに注意。
 後3tで置くならクイーンよりもエリンの方が強いです。残しておくと確実に厄介なことになるカードなので相手は無視でしづらいですし、体力5という地味に高いスタッツから生き残る可能性も高め。もちろん、あまりに手札がひどいなら進化ターンまで温存するのも良いでしょう。かなり需要が多いカードです。

深謀の獣人

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 基本アクセラで切るアクセラ持ち。
 エルフの知恵の光。ウィッチの知恵と違うのは1ターン目に打たない点。パスチャーはまだ許されますが(パスチャーも微妙なところですが)ウェルダー直接召喚に必要になるので使うなら2tから。
 また、本体コストが4と地味に低くアクセとして使えるタイミングがあまりないので、使えるタイミングで切ってしまう方がいいです。

マドロスエルフ

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 基本本体で切るアクセラ持ち。
 ソーンをフィニッシャーとして使う場合重要となってくるカード。また、シンプルに盤面作成として使っても十分強力で、ファイターが複数体残ればそのままソーンのバフを乗せるだけでも勝ちに繋がります。アクセのくっつきやソーンとのコンボを考えると、6か7tの展開が理想です。
 アグロ戦術が通る相手であるならばアクセラで切ってしまうのもありです。

魔眼の狩人ソーン

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 最強フィニッシャー。最初に自由枠と書きましたが、これ1枚で勝ち筋2,3個増えるので完全に抜き切るのは非推奨。2枚がちょうどいいんじゃないかな〜と私は思っています。
 何もない状態ではロックと必殺、奥義でヘクター、解放奥義でダミアン。これだけ聞くと弱いわけはないのですが、序盤でダブられると本当に動けなくなってしまうため枚数を減らしたくなることがちょくちょく。ただ、ダブったからこその勝ち筋もまた存在するので、一概に何がいいとは言いづらいです。好みの枚数を見つけましょう。
 ロック能力は主にネクロのミルティオに対して有効なことが多いですが、使おうと思うと結構便利に働くことが多いです。解放奥義に拘らず、強いと思った場面で使ってしまうようにすると、このカードの認識は大きく変わってくると思います。

天香の剣士・ルヴァン

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 骨まで美味しいカード。結晶で相手のテンポを崩すことはもちろん、カウント3であるためバウンスのアクセラが腐りづらくもなりますし、そうこう回していれば3体破壊は狙わずとも達成できます。パスチャーを本体で投げたい時の追加1点も大きい。本体は開花付与で1体破壊14点疾走というナーフ前異形を思わせる強力なフィニッシャーとなります。最初から最後まで活躍する全く無駄のないです。

ギガントパスチャー

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 基本アクセラで切るアクセラ持ちですが、本体でもたまに使います。
 ウェルダーが2/2になったり3/3になったりするので基本的にマリガンのキープ対象。バウンスとも一応合わせて使えるというのも魅力。

ゼノ・サジタリウス

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 結晶による事故回避と本体の殲滅能力が魅力。とにかく結晶が偉い。バウンスを序盤から発動しやすくなるというだけでウェルダー直接召喚のしやすさは大きく違い、ついでにドローもついてくるので手札も整います。
 本当に便利なのですが、枠的にソーンを削ってサジを増やすか、という話になります。ここは好みですね。使いやすい比率を探してください。私はソーン2、サジ2がいいと思います。

森林の狼

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 基本アクセラで切るアクセラ持ち。
 ウェルダーとかルヴァンを手札に戻します。2/2とかになってるウェルダーも容赦なくバウンスします。とにかくアクセラを数打ちたい。
 本体が疾走持ちであることを忘れないように。また、7コストなので意識しなくてもアクセラで使えますが、終盤はバウンススタートできないことに注意。

フォレストダーク・レオネル

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 基本にアクセラで切るアクセラ持ちですが、他のアクセラに比べて本体で使う頻度は高め。
 最も頼りになる除去で雑切り禁止。変に切ると盤面を押し返せなくなって負けに繋がります。ただ、使う時に使わないとそれはそれで負けるのでよく見極めること。とりあえず放っておいたら絶対やばいフォロワーには使っていいと思います。

ウィンドフェアリー

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 基本アクセラで切るアクセラ持ち。
 加えるウィスプがとにかく優秀なので絶対適当に捨てないこと。コッコロの2ドローに繋げたりバウンスを無理なく使えるようになります。開花でも書きましたが、リーサルにも大きく貢献するので必ず有効活用していきましょう。トップが燃えることよりもウィスプを捨てる方が弱い場面は多いです。

採用候補

堕落の決意

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 あると中盤超便利。
 マドロスが発動できている前提のカードになってしまうので常に強いカードではありません。さらに、序盤に来ると邪魔です。それでも1コスト確定破壊2ドローは破格であり、無理盤面を強行突破できるようになるのが魅力。本当に便利。
 ですが、そもそも堕落に頼らなければいけないほど除去も手札も不足しないので、別になくてもという感じ。グレモリー起動後のリーサルを狙うときなどは欲しいカードですが、グレモリー前に試合決めればいいのでは?ってなって私は抜きました。使うとなかなか抜けない麻薬のようなカード。

 その他、リマーガやヴァーミン、ロキサスまで入れている人をちょくちょく見いますが、個人的にはこの形で十分強力で不便を感じないので試していません。採用理由もよくわかっていません。ということでここでは取り上げません。

戦術

 さて、カードの役割を読んでいただければなんとなくはわかっていただけたと思うのですが、このデッキはウェルダー直接召喚をはじめとして序盤から攻めていくのが基本スタイルになります。
 これには3つほど理由があります。1つ目は、アクセラレートというカードの仕様上後半になるほど回しづらくなっていくということ。2つ目は、アグロムーブが有効な相手が環境に多いこと。そして3つ目が、アクセラエルフが一度受けに回るとリカバーが効きづらいということです。これが最大の理由。そのため、序盤から攻めることで相手を受けに回らさせ、常に優位を取るような立ち回りが必要になります。自分が攻めているという状態が、多様な戦術を可能にしています。
 その上で、相手のデッキ、自分の手札とで中盤以降の展開を考えていくというのが主なゲームメイクです。主に目指すのは以下の3つのどれか。手札と相手の出方で方針を変えます。

・6、7tのウェルダーエンハで勝ち切るアグロプラン
狂乱ヴァンプやOTKドラゴン、グレモリーネクロ、式神ウィッチに有効

・8t〜の開花の爆発力で一気に削り切る開花プラン
基本戦術。どの体面でも有効。

・とにかく耐え抜くコントロールプラン
アグロ全般に有効。

マリガン

 プランごとで大差はないです。序盤の動きが変わらないので。

単キ  獣人、パスチャー、コッコロ、クイーン
セット ゼノ、ウェルダー、ルヴァンのうちどれか+バウンス
相手がネクのとき ルヴァン

 このキープが基盤になります。
 対面と目指すプランで若干優先度が変わりますが、大体これを意識すればどうにかなります。


アグロプラン

 バウンスの中でもウィンドフェアリーの優先度がやや高くなります。ウィスプの恩恵で他のバウンスやコッコロ、マドロスのアクセラが使いやすくなうためです。ウェルダーを直接キープしても良し。
 リソース面は考えなくていいです。マドロスもアクセで切ってしまうなど、使えるカードはひたすら使っていきます。すると↓

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 このような盤面を作れます。ちなみにアクセラレートはすでに6回使用しているので、次のターンこのエリンは疾走します。
 また、このムーブは必然的にウェルダーの火力も上がるため、6、7tから10点叩き出すことも可能です。

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 このように、速さを意識するとアグロネクロにすら匹敵する速度と決定力を発揮できます。アグロが通りやすい相手にはこの戦術が非常に有効です。


開花プラン

 ルヴァン単キープが許されます。開花は序盤全く使わないので戻していいです。
 アグロプランよりもアグロ気抑えめムーブからスタート。分かりやすい違いを挙げると、マドロスは本体で使いたいので温存します。
 この戦術の魅力は、終始安定した試合展開と後半の圧倒的な火力にあります。ソーンかルヴァンが切り札になるため、どちらで決め切るかを5tあたりから考え始めます。具体的にはソーンの解放奥義を進められるかという点で考え、無理そうであればルヴァン、行けそうならソーンで想定し試合を作っていきます。
 4〜6tではクイーンとエリンに惜しみなく進化を切っていき、盤面と手札を揃えていきます。ルヴァンの破壊数も稼いでおくと尚よし。マドロスは、6tでは解放奥義までの進化は稼げず、8tになってしまうと獣人とのくっつき等が非常に悪くなるので7tでの展開が理想だと考えています。
 8tからは大体開花リーサルを狙えるようになっているので、リーサルを見据えた動きをします。ソーンかルヴァンに開花を付与し、14点以上のバーストダメージでリーサルを狙います。

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 リーサルの1例。
 ウィスプと解放ソーンにそれぞれ開花を乗せている状態です。ウィスプで7点、ソーンで14点で合計21点のOTK。このOTKはウィスプ無しでは不可能なので、ソーンの解放奥義を狙えそうな時はウィスプを確保しておきましょう。
 解放ソーンは疾走させなくても、攻撃先が居れば全体5点が入るという点も覚えておくと便利です。守護で固められて一見リーサルがないように見える盤面でも、このAOEでリーサルに届く場面は結構あります。
 また、ルヴァン+開花ではOTKというほどの火力は出ませんが、守護超え14点を叩き込めるという大きなメリットがあります。アグロムーブを基盤としているため14点でも十分リーサルに届きます。勝った試合の半分くらいはルヴァン開花で決めています。多分。破壊数の5点はおまけと考えず積極的に狙う。


コントロールプラン

 ルヴァンキープ推奨。
 現環境のアグロは、進化可能ターン後の決定力よりもそれ以前の盤面力に頼っている部分が大きいです。そのためルヴァンの破壊能力が非常に効果的。また、最初からルヴァンを回しておけば勝手にリーサル手段になってくれるので一石二鳥。
 コッコロとエリンの回復を積極的に狙ってとにかくリーサル圏外に逃げます。それでも詰められる時は詰められてしまいますが、勝てない相手ではありません。負けなければ勝つの典型なので、頑張って逃げます。


裏(というほどでもない)技紹介

守護シエテ貫通 

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 守護シエテは除去手段がないアクセラエルフですが、リーダーを除去することはできます。諦めずに勝ち筋を見つけましょう。

1tルヴァン空打ち

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 ここでルヴァンを設置しておけば2t目にウェルダーを呼べます。サジにはできない動きです。本当に便利。

7t限定10点バースト

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 ウィスプ開花ウェルダー奥義ソーンで10点バースト。これが8tになるとウェルダーのエンハンスに引っかかってしまい同じ動きはできないので7t限定。
 この場面だと手札に狼が見えているので多分ウェルダー狼で全然良かったんですけど、こういう動きが必要になる場面はあります。多分。
 とりあえずソーンってこんな器用なこともできるよって感じです。


リーサルクイズ

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 なんとリーサルです。山札に残っている1枚のウェルダーを引かなければ。

答え↓

ウェルダー顔→ウィスプ→ウェルダーに狼→ウィスプ進化→レオネル(ウェルダー直接召喚)→ウィスプに開花→ウェルダー→全顔で8点。

 こんな感じで、対ヴァンプは特にぽろっとリーサルが転がってることがあるので「あ、リーサルありそうだな」という時にはしっかり探しましょう。大抵リーサルあります。

おわりに

 以上になります。アグロからコントロールまで戦術を切り替えられる楽しいデッキなので、ぜひ使ってみてください。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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