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ミステリアム/ディーン・クーンツ
相関図
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【感想】
犬好きのためのサスペンスミステリー。高機能自閉症IQ186の少年と高度の知能を持つゴールデンリトリバー,なかなかのフックの効いた主人公。死んだ飼い主の意を継ぐ看護師,犬が出会った黒人の作家,それぞれがどこで出会うのかというのが半分を占める。ハイテク研究所の爆破を逃れた遺伝物質に汚染された男と背後で金を操る富豪を闘うわけだが,かなり引っ張ってすっと終わる。後日談が淡々と書かれるのはアメリカ映画のよう。人と犬を書くのが目的のようで,それはそれでいい。SFチックなサスペンスミステリー,結構面白い。
犬たちはワイアーというテレパシーで繋がるというSFな設定で,前作「ウォッチャーズ」に繋がる物だそうだが,読んでないんで。
感染して人が変異する様は海外ドラマ「フリンジ」を思い出す。
最後に出てくる犬「ベルベット」は。M通信の「ベラ」なのかな?