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生まれながらの犠牲者/ヒラリー・ウォー
成績優秀で礼儀正しいと評判の13歳の美少女、バーバラが失踪した。警察署長フェローズの指揮のもと一斉捜査が行われるが、足取りは全く掴めない。バーバラが姿を消した前の晩、彼女は生まれて初めてのダンス・パーティーに出かけていた。そこで何かが起こったのか?地道で綿密な捜査の果てに姿を見せる、誰もが息を呑む衝撃のラスト――
【相関図】
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【感想】
前作のように,失踪者→警察の地道な捜査を描く小説。地道に証拠を潰していく様は同じだが,前作のようにしつこくもなく,今回は犯行の動機に視点を置いているところが,ちょっと違うところだ。流石に巨匠,同じようには終わらせない。この動機はなるほどなぁと。1964年発行だから,まだ珍しかったのでは。引きずる暗さ,考えさせるところもあり,いいと思う。