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炒飯狙撃手/張 國立

イタリアの小さな炒飯店で腕を振るう台湾の潜伏工作員、小艾はある日命令を受け、ローマで標的の東洋人を射殺する。だが根城に戻ったところを何者かに襲撃され、命を狙われる身に。一方、定年退職を12日後に控えた刑事老伍は、台湾で発生した海軍士官と陸軍士官の連続不審死を追っていた。やがて遺体に彫られた“家”という刺青が二つの事件をつなげ――。背後に蠢く巨大な陰謀とは!?

相関図

【感想】
冗談のようなタイトルだが,しっかりしたスナイパー対老刑事のサスペンスミステリになっている。主人公は狙撃手だがイタリアで炒飯店をやっているという。ローマで東洋人を務めるが,自らが狙われ。台湾で起こった軍人の不審死を老刑事が追い,狙撃手と対峙するというありそうな話だが,台湾の刑事の生活が書かれていてちょっと味わいが違う。結構銃について詳しい説明が。台湾の警官はスミス&ウェッソン,最後にいいところで使われている。面白いと思う。

老刑事が使うスミス&ウェッソンはS&W M5904だろうか。最近M&P9に置き換わっているとも。SIGP250か,Walthre PPQという話も聞くし。


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