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親の愛につけこんでくる投資商品に気をつけて!:学資保険編
同僚B「すいません、同僚Aから聞いて保険の相談にのってもらえると。。」
「いや、俺は保険の相談とかあなたのライフプランとか組み立てたりはできないよ?同僚Aに話したのは彼に保険の中身について教えただけだよ^^;」
同僚B「そうなんですか。実は私も一昨年に子供が生まれてから保険に入ってるんですけど、ちょっと見てもらえたなぁって。」
「どれどれ。。。?」
「自分自身の生命保険に月3000円に。。うおお、学資保険が月9260円?これはちょっとどうだろか^^;」
同僚B「かけすぎですかね?でも子供の為に学費を積み立てておきたいんですよ。私持ってると使っちゃうし。」
「学資保険でお金を貯めるのは効率悪いで」
「え?そうなんですか?でも18年経ったら6%くらい増えるって保険屋さんに聞きましたよ」
「君は週2か週3のパートで扶養の範囲での収入からこれだけの保険料を子どもの為にかけてるのはすごいわ。立派やと思う。でもね?」
「子どもの為を想うのなら学資保険なんていう投資商品に手は出してはいけない」
同僚B「投資商品?いやこれ保険ですよ?」
「実は銀行に預けるのだって投資の一種なんだよ。将来を見据えてお金を増やすという意識があればそれは投資なんだよ」
「で、投資は悪いものではなくてむしろ積極的にやるべきなんだけど、気をるけなきゃいけないのは99%は劣悪な投資商品なんだよ」
「学資保険もそのひとつ」
同僚B「ええー?なにがダメなんですか?せっかく頑張って子供の為に積み立てているのに!」
同僚B「それに学資保険に入ってなかったらもし私が万が一の事があったら子供の為に何も残せないじゃないですか!!」
「落ち着いてくれ。何も備えるなというわけじゃない。」
「子供のために備えるなら、学資保険じゃなくて他の方法のほうがいいよって話や」
「まずは学資保険の中身から教えようか。簡単にね。」
「まずは学資保険の保証内容。君の月々の支払額から考えると18年で200万円の積み立てやね。」
「つまり、もし君が今日、帰り道になんかの理由で死んじゃったら残りの保証額が返ってくるわけだ。」
同僚B「縁起でもないことを!」
「保険ってのはそういうもの。元々は不幸のギャンブルや。それより一年すでに積み立てているとして11万1120円すでに払ってるから200万から引いた約189万円が保険会社から支払われると。うん。」
「少ないやろそれ!!!!」
同僚「ええっ!?少ないんですかこれ?」
「少ない。これくらいなら掛け捨ての生命保険でまかなえる」
「だいたい月数百円あれば500万円くらいは保証があるよ。」
同僚B「ええ。。掛け捨てって勿体ないじゃないですか。。」
「ふむ。。」
「どうしても、目の前の損っていうのは回避したくなるのはわかるわ」
「が、損得はトータルで考えなあかんで」
同僚「トータルですか。。?」
「そう、トータル。仮に月600円としたら。。」
「600×12 これに18かけてと。。12万9千600円」
同僚「うわ、高ッ!!」
「まぁ聞きなさい」
「月9260円を学資保険じゃなくまともな投資するとして、年間利回り5%としたら」
同僚B「???」
「323万612円」
同僚B「はい?なんですかそれ、どこから来た数字ですか??」
「学資保険も投資の一種って言うたやろ。で、同じ金額をまともな投資にした場合はこのくらいは見込めると思う。」
「君が200万円を子どもの為にコツコツ積み上げるなら、まともな投資で増やしたほう100万円程利益に差は出るし、それを考えたら先に話した掛け捨て保険を払っても差額としてはプラスになるでしょ」
「というか月600円が高いと感じるならその分無駄遣いを減らしなさい」
同僚B「うっ。。!!」
同僚B「でもまともな投資とかわかりません。。損しそうなイメージしかわきませんし」
「そこはこれから勉強したほうがいいかな。難しい事ではないけど、知らない人のほうが多いからね。でもここを知らないと将来、すごい差がつくよ。」
「投資はリスクがあるし、抵抗心もわかる。でも保険にだって銀行預金だってリスクがあることは理解しとかないと」
「ただ、学資保険はまず18年も資産が凍結されることを考えたらあまりにもリターンが少ない。途中でやめたら大損やし。それを考えたらまだ銀行預金に毎月一万円預けてるほうがよほど自由も効くと思うけどなぁ」
「まぁ、投資についての話はまた今度にしよう。」