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保険で貯金?いやいや!そうじゃない!生命保険編

同僚「わかりました。医療保険は僕にはいらないみたいです。この分は生命保険に回します!」

同僚「生命保険で貯金します!これなら増えるんですよね!僕が死んだら保険金も入りますし!」

「いやいや、生命保険で積み立て貯金なんてのは一番やっちゃダメやで^^;」

同僚「どうしてですか?銀行に預けてても増えませんし、生命保険だったら僕が死んだら両親にお金残せますし、何より生きてたら貯金になるじゃないですか」

「まぁ、聞きなさい。」

「まず頭に入れておいておかなきゃいけないことは、積み立て型の生命保険は投資商品なんだよ。しかも凄まじく高い手数料のね

同僚「え?僕投資なんてできませんよ。怖いですし」

「それがな。生命保険があとでなんで増えるのか考えんとアカンのよ」

「要は君の積み立て金を使って保険会社が投資をして増やしてるのさ」

同僚「ええ?!そんなこと勝手にやってるんですか!?」

「それは保険会社だけじゃないよ。国も国債で手に入れたお金を運用してるよ。それ自体は悪いことじゃない。まっとうな手段や。問題はその先」

「仮に君が月3000円を65歳まで積み立てるとする。今が25歳だっけか?えーと」

「3000×12×40=144万円也」

「で、5%増えましたと。おめでとう。7万2千円増えたよ。おまけに満期のお祝い金で5万円もらえました!やったね!」

同僚「やったね!」

「なんて喜んでたらアカン。これはすんごいぼったくられとる

同僚「え??」

「さっき最初に投資商品言うたやろ。」

真っ当な投資商品に投資してたらこんな額にはならん。」

月3000円を40年、年間利回り7%とすると787万4440円や」

同僚「」

「つまり、保険会社は787万から144万引いたお金を手数料として貰ってるわけだ。そりゃ満期になったらお祝い金くらい出したくなるわな。」

「でもほら、あんなにバンバンCM打てて、ビルもたくさん建ってるやろ。あのお金どこから出てるのさ?いつもお客さんに割り増しして返してたら会社は潰れるはずやんか。つまりそれだけ儲けてるのさ。君の積み立て金でな^^」

同僚「」

「だからな、保険会社にお金預けるより自分で運用しなさいよという話や。643万円も損してるぞ」

「ちなみに年間利回り7%は全く夢の皮算用ではないからね。米国株式だとここ20年の利回りは9%はあるからな」

同僚「投資とか難しそうで僕にはできないですよ。。。」

「その話はまた別の機会に^^;」

「そんなわけで独身の君には生命保険は不要や。ただし、君が将来結婚して子供できたとかとなると事情が変わってくる」

「君が死んだら嫁さんと子供が生きていけないから保険に入るというなら月数百円の掛け捨ての生命保険を使うべき。それで500~1000万円くらいの保証金は出る

「保険は人の感情がとても関わりやすい話やからデリケートな問題なんだが、あくまで感情と数字は分けて考えよう。でないと真理は見えてこない。」

「不安は人を駆り立てるからな。でも数字がわかれば不安にかられることも少なくなるよ。」

「日本人の30歳の生存率は98.9% 40歳の生存率は98.2%」

「この超低い倍率の賭けに勝って初めて、ひくーーい倍率の金額が手に入るわけだな。これをどう捉えるかは君に任せるけども。」

「君が給料の一部を積み立てて両親の為にと考えるのは立派なことだと俺は思う。でもね、君の生活資金を君の葬式代として両親の為に積み立てたところで両親は喜ぶだろうか。それなら会いに行く回数増やしてご飯でもご馳走してあげるほうが喜ばれるんじゃないかな。これは俺の感情論だけどねw」

。。。。。

とまぁ、今回は積み立て型の生命保険に関してお話させて頂きました。

保険の種類でいうと山ほどありますので勉強不足な点もありますが、基本的には積み立て型の生命保険に関してはこんな感じです。

日本人の8割くらいは生命保険に入ってるらしいのでこのテーマ出すのはほんとは怖いんですけどね。いろんな意味で。

でもご自身の保険の内容や年間、そして生涯を通じていったいどのくらいのお金を使っているのかは一度考えていただけたらと思います。そのうえで必要だと思えば保険を使うといいと思いますよ^^


それでは、またお会いしましょう。


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