【超雑に映画批評】「アイアムレジェンド」シンプルな設定に詰まる想い
この映画を見るのは、何度目になるだろうか。
小学生のころに地上波で放映されていたときが、人生で最初にこの映画を観たときだった。
それ以降、何度かふと思い返した時に観たくなる。
冒険心と感傷を呼び起こす作品。
ありふれた設定、だけど新鮮
荒廃した世界。
誰もいない都市を1台の車が疾走する。
ビルの立ち並ぶ都会的な風景だが、道路の割れ目からところどころ緑が生えている。
鹿を追いかける主人公。
ついに鹿を追い詰めたと思ったら、ライオンが登場し、獲物を横取りされた。
人類がいなくなった世界のニューヨークだった。
小学生の僕はこんな世界観がとっても新鮮だった。
当時バイオハザードも知らなかった年齢だったから、ありふれた設定でも刺激的だった。
孤独なサバイバル
自分が破滅した世界でひとりぼっちなんて、今となっては退屈しそうな設定だ。
実際に「終末少女旅行」やフェルミ研究所の「人類滅亡して最後の1人になったら?」シリーズなんかも僕は試聴した。
ダークシーカーというゾンビがでてくる。
ゾンビ映画やドラマなら「バイオハザード」「ワールドウォーZ」「新感染」「ウォーキングデッド」「アイアムアヒーロー」なんかも見た。
(どうでもいいけど、アイアムアヒーローってアイアムレジェンドとゾンビ映画でタイトル似てるよな)
だけど、何度見てもこの作品は劣らない。
なんでだろう。
シンプルな設定ながら、展開が練り込まれている。
アクションシーンもあり、孤独なシーンもあり、愛犬を失う絶望のシーンもあり、希望の見えたシーンもあり、自らの命を捧げるシーンもあり…。
主人公の愛犬のサムを殺めるシーンは、胸が張り裂けそうになる。
僕も当時、愛犬と暮らしていたから特に。
ひろゆきもこの映画が好き
ひろゆきはYoutubeで自身の見解を語っている。
「敵のゾンビは、主人公に仲間を連れ去れれたから、連れ戻しに来ただけ」
たしかにそう見える。
「進撃の巨人」のように、敵も自身の正義に突き動かされていただけ。
さらにちょっと虚しくなるね。
続編が楽しみ。
今まさに続編が作られているらしい。
本来ならもう今頃公開されているはずだったんだけど、主演のウィルスミスのビンタ騒動があり、制作がストップしていたという噂を耳にした。
楽しみだ。