もっとカジュアルなMTGの遊び方まとめ
はじめに
日本の場合は、初心者が相対的に非常に少ないのに対し、継続して遊んでいる人は非常に多く、初心者と経験者のカード資産・プレイングスキルの差が非常に大きい印象を受けます。カジュアルにスタンダーフォーマットを遊ぶんでいる人も少ない印象です。そのため、いきなり初心者がスタンダードやドラフトに挑戦した場合、金銭的ハードルも競技レベルも高いので初心者が気軽に参加して楽しむのは少し難しいのが現状だと思います。
私の中のカジュアルの定義
まず遊ぶ際の参加費が低いということ。加えて、初心者と経験者が共にゲームに参加しても差が付きにくく両者がゲームを楽しめるものがカジュアルな遊び方だと考えています。
MTGはハードルが高いと敬遠している人に気軽にマジックに触れて欲しい。もっと言えば経験者にもカジュアルな遊び方の良さを知って欲しいのでカジュアルな遊び方を沢山紹介していきます。
基本的なルールを知らない場合
基本的にはMTGの遊び方をある程度知っている前提で記事を作成しています。基本なルールがわからない人は、
①MTGArenaのチュートリアル(要ダウンロード)
②晴れる屋初心者体験会(毎日開催)
③ティーチングマイスター在籍の店舗でティーチングを受ける。(要事前確認)などがおすすめです。
公認店舗の場所は以前に地図を作成したので使って下さい、自宅近くに公認店舗があるかもしれません。
また、『スターターキット2022』にはルールブックが付属しており、2つのデッキと、MTGArenaでも同じデッキを使えるコード2人分が入っているので対面でもMTGArenaでも、試しに友人と遊ぶのにも向いています。
カジュアルな遊び方
ジャンプ・イン
MTGArenaの常設イベント。1回1000コインor200ジェム。
"テーマを持った20枚入のパックを3つの中から1つ選ぶ"を2回行い40枚のデッキで対戦するモード。
やや先行が有利なものの、勝利報酬もあり、ウィークリー・デイリーの勝利報酬も貰えるので、MTGArenaの資産を増やしながら遊べる。色は以外な組み合わせもみつけられるかも!?基本2パック目は1パック目に選んだ色と同じ色が含まれているパックを選んだ方が無難だよ!
ジャンプスタート・ブースター
ジャンプ・インのテーブルトップ版のようなもの。1パック660円程度。2パック買って1つのデッキとする。『団結のドミナリア』ジャンプスタート・ブースターでは10種の異なるテーマが用意され、それぞれにそのテーマを示すカードが入っています。さらに、レア・カード1枚と、レアまたは神話レア・カード1枚が手に入ります。(公式より)
数パック買って遊ぶのにはおすすめだが、ジャンプスタート・ブースター独自のレアが結構高い確率で出るようなので、他のレアの方が欲しい場合は後述するブースターブリッツorパック・ウォーズの方が良いかも。
ブースターブリッツ
基本的には15枚入であればどのパックでも可能。パックを剥くついでにも遊べる。リミテッドの入門用にも良いと思います。
ブースターブリッツの良さは気軽さと奥深さ。初心者でも熟練者と同じ土俵でも良い感じに勝負できるし、開封もでき、値段のハードルも低い。
パック・ウォーズ
ルールは通常の遊び方とほとんど同じだが、デッキに何が入っているか不明なので、次になにが起こるかわからない面白さがある。基本土地は店舗によっては貸し出ししている場合があります。
1度目の対戦後に新しいブースターパックを追加し開封。同じように確認しないで自分のデッキに加えて遊ぶのもOK。それ以降は対戦終了後にパックを追加し、最低40枚のデッキで他はサイドボートとして構築を楽しむやり方も楽しいです。
ブースター・ブリッツと同じように1パックから遊べるが、こちら何が来るかわからないので、ドローするたび毎回悩む。でもそれが楽しい。
プレスリリース・イベント
新製品発売前の一定期間のみの開催だが、初参加の全員が新製品にはじめて触れるので、他のリミテッドでの遊び方よりも知識による差が付きにくく、お祭りのような活気があり初心者でもハードルは高くはない(はず)。
参加費は3000円程度。プレスリリース・パックには6個のブースターパック・ライフカウンター・マジックの冊子・プレリリース・プロモカード・MTGArenaで使える6パック分のパックコードも入っている。基本土地は店舗から提供されるので基本的には何も持って行かずに参加できるが、ボールペンやメモ帳・スリーブや各種カウンター、持ち帰り用のデッキケースもあると便利。
店舗にもよるが、ウィザーズアカウントやMAGIC COMPANIONというアプリが必要となる場合があるが当日でも作成できる。
遊び方は出たパックから40枚のデッキを構築し対戦する。難しいと感じるかも知れないが、目安として、土地は17枚が良いとされているので、残りの23枚をパックから出てきたカードの中から選ぶと考えるとすこし気持ちが楽になるかも知れない。また、大抵の場合イベント開催前におすすめのアーキタイプが公開されるのでそれを参考にしても良いかも知れない。
はたまた、レア・神話レアは強力なカードが多いので、そのカードを軸にして、そのカードと相性の良さそうなカードや同じ色のカードを多めに入れるだけでも立派なデッキになるでしょう。
マジック・リーグ
3パックからはじめられるカジュアルリミテッド戦。開催店舗数は少なめだが、手ぶらで参加できて、今ならプロモカードも貰える。
1対1統率者戦
統率者戦(EDH)と基本ルールを同じだが、1対1統率者戦プレイヤーのスタート時のライフは30点。新セットとともに統率者デッキは毎回2個以上登場し、定価は5000円ちょっと。統率者戦自体がカジュアルな遊び方としての側面が強く、統率者戦のプレイヤー人口は非常に多いので適正な相手を見つけるのも他の遊び方よりも比較的楽な印象で統率者の入門として、多人数戦の事前練習としても良いかもしれない。
『団結のドミナリア』統率者デッキでは、ジャレッド・カルサリオンとジアドロン・ディハーダのデッキが発売されたので、ドミナリア連合側のカルサリオン。(おそらく)ファイレクシア側のディハーダ。そして過去に因縁のある2人の対決が再現できる。最高。
MTGArenaだとスタンダードの範囲でプレインズウォーカーも統率者にできる1v1統率者を遊べるブロールもできるよ!楽しいよ!
ゲームナイト:フリー・フォー・オール(10月14日発売予定)
各色の60枚デッキが1つずつの計5つが入っている。必要な物はすべて揃っている。勿論ルールブックも入っていて、多人数戦にも対応しており最大5人で遊べる。
価格は5500円程度と5デッキ入っていることを考えると安く、ライフカウンター・+1/+1カウンターも入っていて、カードも箱の中にしまえるので、各色の特徴を学ぶのにも最適でボードゲームとして購入して遊ぶのもあり。
カジュアルから一歩先へ!?
カジュアルな遊び方を知った上で自分はもっと競技的なイベントに参加したいと思っている人向けの製品紹介。
チャレンジャーデッキ
いくつかの種類が発売されているが完成度が非常に高く、一部の土地などのカードは製品価格を抑えるために抜かれているがイベントで優勝も狙えるくらいには十分強い。
現在はスタンダードはローテーション後なので、これを買ってもスタンダードイベントには出られない点は注意。
スタンダードのチャレンジャーデッキはしばらく出ないと考えられるが、パイオニア・チャレンジャーデッキは、去年発売の『パイオニア・チャレンジャーデッキ』は現在でも十分通用する内容。以下のTweetは過去にパイオニア・チャレンジャーデッキを解説したもの。
今年の『パイオニア・チャレンジャーデッキ2022』は11月に発売される。販売直後や予約段階では定価近くで販売されるがそれ以降は、シングル価格を考慮した値段になる傾向があるので、定価近くで手に入れたい場合は早めに予約・購入しよう。
過去の販売価格は、
・スタンダード
2019/4/12『チャレンジャーデッキ2019』3500円
2020/4/03『チャレンジャーデッキ2020』3500円
2021/4/02『チャレンジャーデッキ2021』3500円
2022/4/01『チャレンジャーデッキ2022』3300円
・パイオニア
2021/10/15『パイオニア・チャレンジャーデッキ』5500円
2022/11/04『パイオニア・チャレンジャーデッキ2022』????円
最後に
もっとカジュアルにもMTGを楽しんでくれると私は嬉しいです!他にこんな遊び方や製品おすすめです!とかあればTwitterなんかで教えてくれると記事に追加するかもです!