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日本の出生数は2024年に、2023年に予測された2037年の予想出生数まで低下した

2024年の出生数が72万988人と判明した。これは、速報値であって日本人の出生数はこれよりも少なくなると思われる。なお、日本における外国人の出生数は2万人程度のようで、つまり実際の「日本における日本人の」出生数は70万人程度であろう、ということだ。


2023年に国立社会保障・人口問題研究所は、出生数を予測した。

https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023_ReportALLc.pdf

小さくて見づらいので、ポイントを抜き出す。令和5年、つまり2023年の推定値であることに注意しよう。

2024年の予想出生数は75.5万人だった。
そして、今回の「日本における日本人」の出生数と予測される70万人に近いのは、2035年と2040年の間、おおよそ2037年ごろだろう。

ちなみに、2017年(平成29年)推計だと、2042年ごろになる。

言い換えると、政府が予測する出生数だけでみれば、約10-20年未来を先取りしてしまった、ということになる。

以前書いた記事にあるように、社会保障審議会は当然ながら、この2023年の人口予測を、つまり、1年後の人口を5万人分多く見積もった予測を根拠に年金が持続可能だと語っている。

しかし、1年後の予測を5万人(約7.1%)多く見積もる予測には問題がある。
勿論、その予測をもとに立てた予測も同様だ。

子供の数だけで言えば、2037年に突入してしまったのだ。


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