180 井手上漠さんの情熱大陸を見て

たまたまTVをつけると情熱大陸で、井手上漠さんの特集がされていました。

＜井手上漠＞「もっと可愛く、自分らしく」　かつての「かわいすぎる男子高校生」に「情熱大陸」が8カ月密着（毎日キレイ） - Yahoo!ニュース

NPO授業づくりネットワークの理事仲間の齊藤暁生さんが井手上漠さんにインタビューした記事がこの書籍に載っています。

多様性を受けとめる教室 (授業づくりネットワークNo.37)

そして、あきをさんがインタビューした論考を読み返した。
「校則にはない暗黙のルールみたいなのがあって、男の先輩が髪を結んでたら怒られた、みたいな。結局それって男の子だからこうしなさいっていう考え方ですよね。それって差別ですよね。」
この文章が僕の心をざわつかせた。
僕も、髪留め（ピン）を前髪にしている男子生徒を「それ、やめて」と指摘した経験があるからだ。２ブロック問題もそうだけれど、学校の先生たちはこのあたりの感覚を手放せるのだろうか。体育が男女別だったり、トイレのことだったり、制服のことだったり・・・。普通に生活しているだけで、少しずつ傷ついているのを僕らはスルーして生きている。

「トイレはこの場所以外使うな」みたいな学校の謎ルールが蔓延る状況では、こういうところに着手しようとする気持ちにはなっていかないのかもしれない。どうしたら5年かかることを、３年で、１年で変革できる学校の雰囲気をつくっていけるのだろうか。