マリ | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介[013]
こんにちは、ゾウの村の住人です!
しばらく失業ゾウ実態調査・支援チームの活動を優先していたので、失業ゾウのチャンネルやページの紹介は久々になります。
さて、昨年はタイ東北部スリン県・ブリラム県の失業ゾウの調査を行いながら、現地チームでいくつかの支援を展開してきました。こちらのnoteでは、主に失業ゾウの状況を共有するとともに、彼らのYouTubeチャンネルやFacebookページ、Instagram等の紹介をすることで失業ゾウの収入アップを目指すとともに、支援金の協力を呼びかけてきました。
調査・支援計画自体が動き出してからはもう10ヶ月程、現地の調査・支援チームでの活動を開始してからは7ヶ月程が経過しました。
その間に、YouTubeチャンネルやFacebookページでの収入が十分ではなく、元いた観光施設に戻っていったり、他県の新しい職場で働き始めたゾウも多くいます。
どこで暮らし、どのような仕事をすることが、ゾウやゾウ使いとその家族にとって「幸せ」なのかは、ゾウや人によってそれぞれであり、私たちが一方的に「こういう環境がゾウにとって幸せに違いない!」と言い切ることは出来ません。
ですが、ゾウとゾウ使いがしたい暮らしを選択できるようになる日が来るように、私たちが支援をすることは可能です。そのためにも、まずは、今もコロナの影響を受けているゾウ、元いた観光施設が廃業になったり、新しい観光施設で働く機会のないゾウ、家で暮らすことを決めたゾウたちを引き続きご支援頂けましたら幸いです。
さて、今回紹介するのは、19歳のマリです。
マリはコロナ前まではプーケット県の観光施設で働いていましたが、施設が廃業となり、収入と暮らす場所がなくなったためスリン県に戻ってくることとなりました。
ゾウ使いのコーンさんは、現在、母親と息子、親子三世代で協力し合いながらマリの世話を行っています。
主な収入源は、ライブ配信とオンラインでの果物販売です。
マリはコーンさんの家に帰ってきてから、他のゾウたちとのコミュニケーションが増え、以前よりも良い関係性を築いているそうです。
そのため、可能であれば、スリン県内のプロジェクトに入り、現在の暮らしを続けたいと考えているそうです。ですが、スリン県内のプロジェクトは予算の確保に苦労しており、外部からも支援がほとんどないことはゾウ使いたちの間でも周知の事実なので、まずはこの生活を続けるために、ゾウのことを保護したいと思っている日本人を含めた外国人の方々からの寄付金をお願いしたいとのことです。
以下は、コーンさんからのメッセージです。
なお、「マリの支援はクワンチャイのYouTubeチャンネルを通じてお願いします」ということでした!
どうかマリの支援をよろしくお願いいたします!
スリン県・ブリラム県の失業ゾウ実態調査・支援チームでは、noteのサポート機能(下の方に表示されています)を通じた失業ゾウへの支援金もまだまだ受け付けております。ソーシャルメディアや支援へのアクセスがなく、困難な状況にある失業ゾウたちの支援を行っておりますので、ご協力いただけましたら幸いです!
「失業ゾウ」については以下の記事で紹介しています。
次回の失業ゾウは、同じ名前ですが別のゾウのマリを紹介します!