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不思議な国タイ〜謎の僧侶!? | オヤジのゾウ村ライフ

サワディカップ!
ゾウの村に5年前から暮らしているオヤジです。

note仲間のTomokoさんとは4年前に元村長さんの紹介で知り合いました。
彼女は大学院の博士課程において、スリンやブリラムのクアイの人々とゾウについて調査研究をしています。さらには、失業ゾウと象使いを救う活動をしていて、まさにゾウと象使い達にとっては神様のような存在です。
そんな彼女の生活とはかけ離れた暮らしをしているオヤジですが、ナゼこの村に来て、そして住むようになったのか!?これについて数回に分けて書きたいと思います。

まず、ナゼ、タイの田舎スリンのゾウの村に来ることになったのか?

それは、8年前の年末頃のことです。

日本で友達になったタイ人から「タイに帰省するから一緒に行かないか」と誘われました。その友達はこのゾウの村の出身者でした。 
彼は若い時に日本で動物の訓練の仕事をする為にタイからやってきました!彼が訓練するのはゾウではなく、ヘビ使いでした!
以前、ゾウの村にはスネークショーがあったようで、彼はそこでショーをしていました。なお、現在、スネークショーは行っておらず、ヘビもいません。村の中にはコブラやニシキヘビ等のヘビがたくさん住んでいますけれどね。

彼には村に家を建てたい!という夢がありました。そのため、当時、家を造る仕事をしていたオヤジは、「現地の様子を見て欲しい」という依頼を受けました。
更に、彼には村に帰らなければならない大事な用事がありました。それはタンブンを届ける仕事!日本に住むタイ人から集めた寄付金をゾウの村に届ける役目があったのです。
寄付金用の白い封筒の表には、新しい寺院のイラストが書いてありましたので、ゾウの村の寺院建設の為のお金だと思いました。その時、私も少しだけタンブンに協力させてもらいました。

ゾウの村については昔、日本のテレビ番組で紹介されていたのを見たので知っていました。ですが、まさかオヤジが将来、そこに住むことになるとは、ゾウの神様ですら知らなかったと思います。

ゾウの村に新築中の寺院です

それから約1ヶ月後、寒い日本を出発して約6時間半、南国の暑いタイ、バンコクに到着しました。空港には彼の友人が車で迎えに来てくれていました。

オヤジは思いました。
長旅の疲れを癒やす為にタイ式マッサージを受けて、美味しいタイ料理を食べながらゆっくりしょうと。

しかし、その思いは叶わなかった!

オヤジだけが知りませんでした。彼にはゾウの村に移動する前に立ち寄りたい場所がありました。
その場所は、バンコクから北に車で約3時間余り走った所にある寺院でした。彼等も初めて行くようで、道中、何度も人に場所を聞いていました。
オヤジは飛行機疲れもあり、くたびれてしまいましたが、付き合うしかないので我慢しました。 

寺院は小さな村の中の大きな池の側にありました。
彼等と東屋の様な小屋で待っていると、しばらくして一人の僧侶がやって来ました。彼は僧侶に日本から持参した土産物の緑茶をたくさん渡していました。

なぜ彼がこの僧侶に会う為に遥々バンコクから来たかと言うと、その僧侶は「未来を変えることができる!」ためです!

にわかに信じがたい話ですが、タイには少なからず「願い」を叶えてくれると噂になっている僧侶がいます。タイ人は、良くも悪くも欲の強い人が多いと思います。

訪れた寺院とは関係ありません

彼は僧侶と少し話しをした後、僧侶からのハンドパワーを合掌をして受けていました。

オヤジは思いました。「ホンマかいなー?」と。

その不思議な儀式が終わった後に今度はオヤジも見てくれるという話になり、せっかくなのでお願いしました。

僧侶からは「あなたの未来は何も心配することはありません」と嬉しい判断をしてもらいましたが、疑心暗鬼なオヤジは思いました。
「ホンマかいな?そんなハズはないですよ」と。

オヤジが懸念した通り!その後タイでオヤジに降りかかる数々の災難が僧侶には分からなかったようです。

友達は目的を果たすことができて安堵していました。僧侶にお礼を言ってから、来た道を戻りました。バンコクに着いた時には夜になっていました。

数年ぶりに訪れたタイ初日は、オヤジにとっては疲労感一杯の一日となりました。

次回の記事は「ゾウの村、初訪問!」です。
ゾウの村では、はじめて見るもの、はじめて体験することばかりで、驚きの連続でした。まるで別世界のようでした。

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ゾウの村の住人
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