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バイブア&シートーン |スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。
ゾウの村では、ゾウ祭りに向けて参加するゾウの募集をしているところです。ゾウ祭りは参加頭数をスリン県が決定し、行きたい人が応募する仕組みです。
今年はどのゾウが行くのか、自分の推しゾウは行くのか、失業ゾウはどのくらい行くのかなどはチェックしてみると面白いかもしれません。

ゾウ祭りのスケジュールなどは、以下の記事をご覧ください。

さて、この記事で紹介するのは今年出産をした失業ゾウのバイブアと、元失業ゾウのシートーンです。

バイブアは27歳のメスゾウで、コロナ前までは所有者でありゾウ使いのイェさんとニットさんの夫婦と一緒にチョンブリー県で働いていました。
コロナで観光客が来なくなったことから、観光施設が一時閉鎖となり、収入がなくなったためイェさんとニットさんの実家に戻ることとなりました。

コロナ禍では、夫婦で協力しながらオンラインでの果物販売をしました。

コロナも落ち着き始めた2023年4月に、バイブワはスリン県で子どもを出産しました。

元々いたチョンブリー県の観光施設が再開したら、イェさん夫婦はバイブアを連れて出稼ぎに戻ろうと考えていました。
しかし、バイブアが妊娠し、出産を迎えたため、少なくとも子どものウィリンが乳離れをするまではスリン県の自宅で世話をすることにしました。

ですが、バイブアに収入はないので、食糧やガソリンなど家族の生活費の捻出に苦労しているとのことです。

そうした支出を補うためにも、もう一頭の失業ゾウであったシートーンは再び出稼ぎに出ることになりました。

シートーンは39歳のメスゾウです。
コロナ前はプーケット県で働いていましたが、施設が廃業となると売りに出されました。そんなシートーンをイェさんが購入し、スリン県に連れてきました。

コロナ禍で実家にいるのであれば、バイブアとシートーンの二頭の世話をすることは問題ないと思ったそうです。
ですが、思ったよりもコロナは長く続き、施設もなかなか再開しなかったため、次第に食糧や生活費を賄うことが難しくなりました。

そして、バイブアの妊娠もわかり、2023年の2月に観光施設が再開したためチョンブリー県へと出稼ぎに連れて行くことにしました。

いまは、バイブアはスリン県でウィリンの育児をし、シートーンは観光施設で働いています。

以下、イェンさんとニットさんからのメッセージです。

「人もゾウも家族が一緒に暮らせたら良いのですが、様々な事情でバラバラに暮らすこととなりました。バイブアはまだ生まれて数ヶ月のウィリンの面倒を見ており、私たち家族もその様子を見守らなければならないので、なかなか収入を得るための仕事につくのが難しいです。シートーンの収入が私たちの支えとなっています。」

ニットさんはいまもバイブアとウィリンの様子をライブや動画で配信しています。視聴や、投げ銭、果物の購入、直接の送金などでバイブアとウィリン、そして働きに出ざるを得なかったシートーンを応援してください。

<バイブアのYouTubeチャンネル>

<バイブアのFacebookページ>

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