イェンジャン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介
こんにちは、ゾウの村の住人です!
NHKの特集の反響を頂いております。ご支援については、基本的にnoteのサポート機能を通じてお願いしております。
なお、支援金やその他の支援については、以下の記事でまとめています。
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観光については、noteの各記事をご参照ください。
バーン・チャーン・ハイについては以下の記事で紹介しているFacebookページから予約が可能です。
さて、この記事では元失業ゾウのイェンジャンを紹介します。
イェンジャンは37歳のメスのゾウです。
コロナ前はチョンブリー県の観光施設で働いていました。ですが、コロナ禍で観光施設が閉鎖することになり、収入、食糧、住む場所がなくなるとともに、一緒に働いていたゾウ使いが帰省することを決めたので、ゾウ使いと一緒にスリン県に戻り、所有者のムさんの元で暮らすこととなりました。
ムさんの元には、もう一頭の失業ゾウであるファーイも戻ってきました。
幸い、ファーイはコロナ禍でスリン県内のプロジェクトに入ることが出来ました。スリン県内のプロジェクトは、抽選方式で新しくプロジェクトに参加出来るゾウが決まるのですが、ファーイは高い倍率の中、当選くじを引き当てました。
それでも、プロジェクトがゾウに対して支払う月々の支援金は、ほとんどが食糧の購入費に消えてしまいます。
そのためムさん一家は、ライブ配信とオンライン果物販売でイェンジャンとファーイの食費や家族の生活費を賄おうとしてきました。
心優しいファンの方が、果物などの食糧を送ってくれることもあったそうです。
ですが、十分な金額を安定して稼ぐことは難しく、イェンジャンを再び出稼ぎに出すことに決めました。
イェンジャンが出稼ぎに出る際、ムさんはこんな写真をFacebookに投稿しています。
家族が離れることは寂しいと、ムさんは私たちにもこぼしていました。
以下、ムさんからのメッセージです。
なお、イェンジャンやファーイの様子はFacebookページから見ることが出来ます。
ムさんがおっしゃるように、ゾウたちが出稼ぎに出なければならない状況について、私たちはもっと向き合っていかなければなりません。
観光地などにゾウを見にくる人、SNS等でゾウの動画を見る人、そうした誰もがゾウたちのこの状況に関与しているという事実に、目を向けることが必要そうですね。
なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
現在行っている支援や、「元失業ゾウ」についてはこちら↓をご覧ください。
また特に困難な状況にある失業ゾウに対する支援として、有料記事も公開しています。所有者へのインタビュー動画なども視聴出来ますので、ぜひ購入頂ければと存じます。手数料を除いた全額を、失業ゾウに寄付します。
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