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ウアンカム&ナムモン| スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。
tomokoは先日、去年の国際学会ぶりに学会発表をしてきました。発表においては、ゾウは日本だと動物園にしかいないこともあり、なかなかその身体性をイメージしてもらうことが難しいというのが課題です。
失業ゾウたちのYouTubeでは、ぜひゾウの大きさや、人間とは異なる動きなどにも注目して頂きたいです。

さて、今回は、元失業ゾウのウアンカムとナムモンを紹介します。

ウアンカムは46歳のおばあさん、ナムモンは11歳のレディゾウです。

コロナ前、二頭はパタヤの観光施設でゾウ使いのウワンさんと一緒に働いていました。しかし、他のパタヤの観光施設と同様に海外からの観光客がいなくなり、施設が閉鎖することとなりました。そのため、二頭は、ウワンさんの故郷であるスリン県に一緒に戻ってくることとなりました。

コロナ禍では、スリン県のプロジェクトに参加しているカムムアンのYouTubeチャンネルとFacebookページを通じて、ライブ配信やオンライン果物販売を行いました。

【カムムアンのYouTubeチャンネル】

【カムムアンのFacebookページ】

アンケートを行った時点では、ナムモンとウアンカムはスリン県内のプロジェクトへの応募を検討していました。また、その時はアンケート調査の結果をベースとして、日本人の方が運営するゾウを支援する団体からの支援も予定されていたので、支援を受けることを強く希望していました。

ですが、支援については実現しなかったことと(団体からは本アンケート調査の際に配布した一時支援金をご支援を頂きました)、タイ全国の観光地でのゾウの受け入れが徐々に再開し始めたことがあり、現在ナムモンはプーケットで、ウアンカムはパタヤに働きに出ています。

ウアンカムの様子はカムムアンのYouTubeチャンネルでも動画配信されています!

いまもYouTubeライブ配信では、投げ銭やオンラインでの果物購入でウアンカムの応援をすることが可能です!
また、ソーシャルメディアのチャンネルを持っていないシーヌワンなどの同僚ゾウへの支援も行っているので、ぜひ覗いてみてください.

以下、少し前に私が村でウアンさんに話を伺った際にいただいたメッセージです。

「コロナ禍では、日本の団体からの支援が実現しなかったことは非常に残念ですが、チャンネルやページを通じて個々のフォロワーからの支援を頂き、とても励まされました。村にいる時には、ウアンカムやナムモンに与える多年草を確保することや、水道光熱費の捻出に苦労しましたが、なんとか乗り越えることが出来ました。本当は村で父やカムムアンと一緒に暮らしたいという気持ちが強いのですが、去っていくフォロワーや、一時的な支援が多いことから、それは夢のような話で実現することが難しいのだと痛感しました。私たちは新しい場所で、また働き始めることにしました」

ウワンさんには様々な葛藤があったことがわかりますね。
ぜひカムムアンのYoutubeチャンネルを通じた動画やライブ配信の視聴、投げ銭、オンラインでの果物購入でウアンカム、そしてナムモンの応援をお願い出来れば幸いです!

なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
現在行っている支援や「元失業ゾウ」についてはこちら↓をご覧ください。

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