標的にされたオヤジ! | オヤジのゾウ村ライフ
サワディカップ!ゾウの村に住むオヤジです。
オヤジは時々近くにある雑貨店に歩いて買い物に行きます。村道を使うと7分程かかりますが、知人の土地を通って近道をします。その道中にゾウの家があって、大きなゾウが1頭で住んでいます。
ヤツはオヤジが行くといつも動きを止めて、こちらをジッと見ます。そして側に落ちている食べ残した木の枝の硬い部分を鼻でつかみ、オヤジに向かって投げつけてきます!
ゾウは鼻をとても器用に使います。餌を口に運んだり、水を飲んだり、土を身体にかけたり、仲間とコミュニケーションを取る時も鼻を使います。
枝を投げるスピードは早く、オヤジが歩く方向に向かって正確に飛んできます。なので、オヤジは枝が当たらないように避けますが、何度か当たりそうになりました。
ヤツの家の前の歩行道、約10mをオヤジは速歩きで通り抜けます。
そして、標的になるのは買い物をした帰りでも同じです。ヤツはオヤジが帰って来るのを枝を咥えて待ち構えています。
オヤジはヤツに話しかけます。「当たらんゾー!」と叫びながら小走りに走って帰ります。ヤツは残念そうにオヤジの後ろ姿を見つめています。
だから、ヤツが仕事で出かけていて家にいない時は、正直、ホッとします。
オヤジ以外の人も同様に狙って枝を投げているのか?通り道にはたくさんの枝が落ちています。
オヤジがゾウの標的になったのは始めてではありません。以前、住んでいた家の道路向かいにいたゾウが同様の行動をしていました。
オヤジが自転車で帰宅するのを待ち構えていて、帰って来ると食べ残しのパイナップルの芯や硬い土を投げつけてきました。そのゾウには何度かバナナやリンゴをあげたことがあるので、また欲しい!と催促をしている!と象使いから聞かされたことがありました。
でも、一度だけ死にかけたことが有りました!それは、いつものように自転車で帰宅して、玄関ドアを開けようとした時のことです!頭のすぐ側をソフトボール程の硬い土が猛スピードで飛んで来ました!硬い土は時として凶気に変わります。少しズレていれば、オヤジは死んでいました。
行儀の悪いゾウさんは、毎日のように食べ残しの芯や土を投げつけて来るので、家の壁や周囲は汚れてしまい掃除が大変でした。外壁に大きな穴を開けられた事も有りました!さすがにその時は象使いさんに説明して外壁を修繕してもらいました。
ゾウは賢い動物です。象使いが側にいる時は決して悪さをしません。おとなしく良いゾウにしています。それは、人間の子供と同様かもしませんね。
始めに紹介した標的ゾウさんにオヤジは一度もおやつをあげたことがありません。だから、枝を投げつけてくる行動はエサの催促ではないと思っています。ただ単にオヤジを相手に遊んでいるのかもしません。それか、何もくれないけど何か欲しい!という意味でしているのかもしれません。
ヤツは今は仕事に行っていて留守中です!居るとイヤですが、ずっと居ないのも少し寂しい気持ちも、、、早く帰ってきて欲しいです。
今度、ヤツの前を通る時は、バナナかリンゴを持って行って食べさせてあげたいと思っています。