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ラムヤイ | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。
ついに、私たちが失業ゾウ実態調査を行った際に失業ゾウのゾウ使いたちと約束した「ソーシャルメディア紹介」の最後の記事になります。

これまでにソーシャルメディアのチャンネルを紹介してきた失業ゾウや元失業ゾウについては、今後も各チャンネルを通じて応援をお願いします!

さて、紹介記事最後となるこの記事では、失業ゾウのラムヤイを紹介します。

ラムヤイは、11歳のオスのゾウです。
コロナ禍で引き取り手がないないということで、ジャックさんが購入し、世話をしています。

ジャックさんはライブ配信やオンライン果物販売をしながら、ラムヤイの食費を賄ってきました。

ですが、ジャックさんはゾウ使いとして他のゾウの世話もしており、ネピアグラスなどを植える土地が足りないことを懸念しています。

以下、ジャックさんからのメッセージです。

「ラムヤイのためのネピアグラスを植える土地も足りないし、失業ゾウたちはスリン県内の二つのプロジェクトから十分なサービスを受けることもできないし、ファンの方からの支援は継続性がありません。どうか、こうした問題を解決するために、ご協力いただけますようお願いいたします」

なお、スリン県内のプロジェクトはプロジェクトに所属する約300頭のゾウたちを保護するためのものなので、そのための予算を削ったり、彼らのためのサービスを減らしてまで失業ゾウの支援をするのは、プロジェクトの理念に反することとなります。なぜプロジェクトは失業ゾウを支援しないのかという問い合わせがありましたが、それはこの理由によります。
コロナ禍ではプロジェクトのゾウたちも収入減に直面した一方、彼らこそが失業ゾウを迎え入れたり、ソーシャルメディアの活用という活路を見出したり、多くの支援の分配を行ってきたのだということもお伝えしておきます。またプロジェクトも外部からの失業ゾウの支援を行う団体との仲介などは積極的に行ってきました。
プロジェクトが失業ゾウを受け入れないことが問題だと勘違いする方もいますが、問題なのは観光業におけるゾウたちの脆弱性であり、それを作り出しているのは観光業を推進する政策であったり、ゾウと長期的な関係を構築しない観光施設、そしてそこに目を向けないで観光を楽しむ私たち観光客でもあるのです。
一方で、長期的な関係を見据えて活動している観光施設やプロジェクトもあります。そうしたところで見出される希望を広げていきたいですね。

ジャックさんのようにどこに向けたら良いかわからない不安や不満を抱えたゾウ使いたちは今も多くいます。
そんなゾウ使いやゾウたちに寄り添う人が増え、彼らが少しでも良い未来を選び取っていくことが出来たら良いです。

ラムヤイの様子は、YouTubeチャンネルから見ることが出来ます。動画やライブ配信の視聴、果物の購入、送金などでラムヤイの応援をよろしくお願いします!

<ラムヤイのYouTubeチャンネル>

なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。

具体的な支援方法については以下の記事でも紹介しています。


現在行っている支援や、「元失業ゾウ」についてはこちら↓をご覧ください。

また特に困難な状況にある失業ゾウに対する支援として、有料記事も公開しています。所有者へのインタビュー動画なども視聴出来ますので、ぜひ購入頂ければと存じます。手数料を除いた全額を、失業ゾウに寄付します。

ソーシャルメディアを活用することが難しいゾウや、特に困難な状況にあるゾウについては、寄付金による応援も受け付けております!noteのサポート機能をご利用ください。

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ゾウの村の住人
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