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ナムペット | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [008]

サワディカー、ゾウの村の住人です。
今日はスリン県の失業ゾウ、ナムペットを紹介します!

ナムペットは北タイ生まれの女の子ですが、正確な年齢はわからないということです。

ナムペットは、ゾウ使いのシッティさんが世話をしています。

コロナ前まで、ナムペットはスラタニー県の観光施設で働いていました。
ですが、パンデミックの影響で観光施設が閉鎖となり、収入も、住む場所も、食糧もなくなったためスリンに戻ってくることとなりました。
ナムペットがスリンに戻ってきて日差しに晒され続けることがないよう、シッティさんは新しいゾウ舎を建てました。

現在、シッティさんとナムペットはライブ配信とオンライン果物販売をして生計を立てています。ライブ配信やナムペットの世話は、シッティさんの奥さんも手伝ってくれるそうです。

シッティさんによれば、スラタニー県で働いていた頃より自由な時間が増えたため、以前よりもナムペットと一緒に遊ぶ時間が増えたそうです。

ナムペットのYouTubeでは、自由になった時間を使ってナムペットとシッティさんが一緒に散歩をする様子がよく映し出されています。
散歩は、自由に植物を食べたり、触れたいものに触れられるので、ゾウにとっては息抜きとなり、健康にも良い効果があるとされています。
この↑動画では、普段散歩をしている道が、チー川が溢れた影響で洪水となり、ナムペットが少し怯えながら歩く姿が記録されています。いつもとは違う道の様子に戸惑ったり、途中ではしゃいでみたり、無邪気な反応が可愛いですね!

こうした自由時間が増えた一方で、シッティさんが多年草を収穫する時間など、食糧の確保のためにかかる時間が以前の二倍ほどになっているそうです。また、運搬にも苦労しており、経済的な余裕が出来たら多年草を運ぶためのピックアックトラックも購入したいと考えているそうです。また、おやつとなるバナナ、キュウリ、スイカ、トウモロコシ、サトウキビなどは外部から購入しているということです。

今後については、まだ見通しは立っておらず、いまはライブ配信をしながら、スリン県内のプロジェクトに参加するゾウの募集が出るのを待っているそうです。
スリン県内のプロジェクトに入りたいと思っているのは、月々の補助金が出る上に、ゾウやゾウ使いへの福利厚生があり、家からも近いためだそうです。

以下、シッティさんからのメッセージです↓↓↓

「いま失業ゾウに必要なのは、一回きりの一時的な支援よりも月々の継続的な支援だと思っています。それは経済的な支援だけではなく、ゾウの食糧に関してもそうです。どうか長期的なご支援を頂けますようお願い致します。」

どうか動画の視聴、ライブ配信での投げ銭、オンラインでの果物購入などを通じてナムペットを応援してください!

ナムペットのYouTubeチャンネル

なお、noteのサポート機能(下の方に表示されています)を通じた失業ゾウへの支援金も受け付けております。ソーシャルメディアや支援へのアクセスががなく、困難な状況にある失業ゾウたちの支援を行いますので、ご協力いただけましたら幸いです!

失業ゾウ」については、以下の記事で紹介しています。

次回の失業ゾウは、ブンチュワイとワンディーを紹介します!

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