失業ゾウ紹介プロジェクト完結についてのご報告
こんにちは、ゾウの村の住人です。
2023年の年末からゾウの村ではインフルエンザと新型コロナウイルスが大流行しました。
毎日異なるゾウとゾウ使いの家で早朝から夜まで過ごしていたtomokoはコロナに感染したようで、熱や息苦しさが二月上旬まで続きました。いまも後遺症があります。みなさんもどうかお気をつけください。
失業ゾウ紹介プロジェクト完結についての報告
さて、このnoteでは、失業ゾウ支援活動の一環として、失業ゾウと、失業はしていないけれども収入のないゾウ、そしてこの間に再び出稼ぎに出た元失業ゾウを紹介してきました。
この失業ゾウ紹介ですが、前回の「スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介」記事をもって、失業ゾウ実態調査・支援チームが日本人ゾウ支援者の方からの支援を受けて行った聞き取り式のアンケート調査の際に約束したゾウたちの紹介は完了しました!
また別の記事で、紹介記事のまとめを書きたいとは思っていますが、まずは完結をここで改めて報告させていただきます。
このnoteからいくつのチャンネルやページを覗いてもらえましたでしょうか?
失業ゾウのゾウ使いたちからは、「日本人が見にきてくれている」、「スタンプを送ってくれた」、「日本のメディアからの問い合わせがあった」などなどの報告を受けています。
このnoteを通じて連帯が広がっているようで、本当に嬉しく思っています。
失業ゾウや支援活動に関しての報道など紹介
noteと並行して、これまでにメディアなどで失業ゾウや支援活動などについても取り上げていただきました。
・TBS 日立 世界ふしぎ発見!
・東京新聞 特集
・NHKキャッチ世界のトップニュース
・NHK World
・NHKワールドリポート
「人間とゾウ、持続可能な共存の模索」
・あっぱれコイズミのタイガーアッパーカット
公開期間が終了しているものもありますが、いまもご覧いただけるものもありますので、ぜひチェックしていただければと思います!
失業ゾウや支援活動を取り上げてくださった野村さん、北川さん、安藤さん、浅石さん、ポックさん、みほとけさん、そしてコイズミさん、本当にありがとうございました。
noteのサポートを通じた支援金についての報告
noteのサポートを通じてお送りいただきました支援金につきましては、2024年1月までにゾウの食糧となる牧草や樹木の栽培のための支援で使用させていただきました。
再び出稼ぎに出ることが出来ない、もしくは出ないことを決めたゾウ使いたちにとって一番の負担となっているのは、ゾウに与える日々の食糧の確保にかかる費用です。
そこを少しでも補助するために、みなさまからお送りいただいた支援金を使わせていただきました。
ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
タローの有料記事の販売額についても、手数料を除いた全額をタローの所有者であるチャムルーンディーさんにお渡ししました。「まだコロナで失業したゾウたちのことを忘れないでくれる人がいることが嬉しい」と感激していらっしゃいました。
こちらの記事の購入及び記事内の動画を視聴いただいたみなさま、タローへの支援について心より感謝しております。
最近の支援
現在も、失業ゾウ実態調査・支援チームは基本的にこれまでの活動を継続して行っています。
それに加えて、2023年12月には、静岡県ボランティア協会のスタディツアーを受け入れ、二軒の失業ゾウのお宅訪問とインタビュー、失業ゾウのゾウ使いを対象としてゾウが食べる樹木の贈呈を行いました。
2024年2月には、慶應大学の学生団体に対してセミナーを行うとともに、現地での滞在のサポートも行いました。※後日、関連記事を公開予定
バーン・チャーン・ハイでは、継続的に観光客の受け入れを行っています。
今後に向けて
パンデミックが終わってから時間が経ったことで、ゾウたちを「失業ゾウ」と位置付けて一時的な支援を行う段階は終わったのではないかと考えています。
現在も定収入や所属先のない失業状態のゾウたちはいるものの、こうしたゾウとゾウ使いたちがどうしたら末長く一緒に暮らしていけるのかその可能性を探る上で、「失業ゾウ」としてネガティブに扱うのではなく、観光施設に依存しない新たな生き方を模索するゾウとゾウ使いたちとして前向きに捉えていくこと、そして彼らに連帯していくことが重要なのではないかと思うのです。
とは言え、私たち失業ゾウ支援チームのそれぞれのメンバーが、これからも出来ることを出来る形で、この地域のゾウとゾウ使いたちを支援していくことには変わりはありません。
ゾウのことが好きな方、絶滅危惧種の動物に対して支援をしたい方、私たちのこのゆるやかな活動に賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひとも継続的な支援をお願いできましたら幸いです。
支援チームに対する支援方法については、基本的にはこちらのnoteのサポート機能を通じてお願いしております。サポート機能やその他の支援方法についての詳細は、以下の記事でまとめております。
引き続き、タイ東北部スリン県およびブリラム県のゾウたちの支援をよろしくお願いいたします!