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タロー | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介 [003]

ゾウの村の住人です。11月第三週目に開催される象祭りも近づいてきました。失業ゾウたちもショーなどに参加する予定なので、そちらも楽しみですね!
さて、今日はスリンの失業ゾウ、タローを紹介します!

タローは北タイ生まれの17歳の青年ゾウです。
ゾウ使いは所有者であるトーンスックさんの息子、ジョーさんです。トーンスックさんもタローの世話を一緒にしているということです。

ジョーさんとタローは、元々スラタニーの観光施設で働いていました。ですが、その施設がコロナの影響で閉業することになったため、ジョーさんの家族の暮らすスリンへと帰ることになりました。
ジョーさんとトーンスックさんは、タローを家に迎えるためにゾウ舎を建てました。また畑の多年草を運んだり、食糧を市場や農場で購入するためにピックアップトラックを購入しました。その際には、タローのファンたちが購入の補助をしてくれたそうです。

現在は、タローのファンからの寄付や、ライブ配信、オンラインでの果物販売で生計を立てています。
スリンに戻って来てからは仕事がない分、一緒に遊んだり散歩をする時間が長くなったそうです。そのためか、以前よりもタローがリラックスしているようにジョーさんは感じているとのことです。

タローがスラタニーで働いていた頃は、観光施設が主食となる多年草を確保してくれ、観光客たちからもパイナップルなどをもらっていました。
現在は、多年草の一部はファンが送ってくれるものの、それだけでは足りないため、自分で植えたり、購入したりしているそうです。
また、バナナ、スイカ、キュウリ、パイナップルの葉、トウモロコシ、サトウキビ、芋などを購入し、おやつとして与えているということです。

決して安くはない食費のことを心配してくれるファンが、おやつであるバナナを購入してくれたこともあるそうです。
ファンからもらったバナナ、タローが美味しそうに食べていますね!

トーンスックさんによれば、タローが元いた観光施設はもうなくなってしまったので、今後の見通しはまだ立っていないとのことです。ですが、もし来年度、プロジェクトが参加するゾウの募集を行うようであれば、応募したいと考えているそうです。プロジェクトに入ることが出来れば、家の近くで働くことが出来るためです。
なお、ファンの方々の支援はあるものの、いまもタローの食費の確保が難しい状況だということです。

トーンスックさんとジョーさんからのメッセージです↓↓↓

施設が閉鎖してしまい、働く場所も収入もないので、タローを含めた「家族」を養っていくための生活費が足りていない状況です。スリン県内のプロジェクトに入れたら良いのですが、プロジェクトにも予算の上限があるため、決まった頭数以上のゾウは受け入れてもらえません。この問題解決のための知恵をお貸しいただくとともに、支援をお願いしたいです。

ぜひ、タローとジョーさんをソーシャルメディアを通じてご支援頂ければと存じます!

タローのYouTubeチャンネル

タローのFacebookアカウント(友達申請をしなくても、投稿を見ることができます)

タローのTikTok


なお、noteのサポート機能を通じて失業ゾウへの支援金も受け付けています。ソーシャルメディアにアクセスがなく、支援が届きにくい困難な状況にある失業ゾウの支援を行いますのでご協力頂けましたら幸いです。


「失業ゾウ」については、以下の記事で紹介しています。

次回の失業ゾウは、ガティンを紹介します!

※本記事の内容は、学術研究・調査の一環として行なった聞き取り式のアンケートのデータに基づくものです。無断での内容の転載やデータの使用は盗用と見なされますのでお控えください。

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