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トゥムトーン&トーングン | スリン・ブリラムの失業ゾウ紹介

こんにちは、ゾウの村の住人です。
スリンは12月だというのに暑い日が続いています。今年のはじめにトレーナーを購入したのですが、まだ出番は来ない様子です。
また、雨が降らないのに日差しが強く、暑い日が続いているので、畑の乾燥が例年より早く、ゾウ使いたちはゾウたちの食糧のことを心配し始めています。
コロナ前からこの地域のゾウの食糧不足は大きな問題となっていたので、私もこの乾季はどうなるのか危惧しています。

さて、この記事では元失業ゾウのトゥムトーンとトーングンの紹介をします。

トゥムトーンは9歳のメス、トーングンは33歳のメスのゾウです。
コロナ前、二頭はチョンブリー県でトゥムトーンの所有者であり、トーングンの所有者であるティアンさんの息子でもあるトゥムトーンさんと一緒に、チョンブリー県で働いていました。

コロナ禍でも観光施設は営業していましたが、給与が支給されなくなり、収入がなくなったため、トゥムトーンさんの実家であるスリン県に戻ってくることとなりました。
コロナ禍では、ティアンさん、トゥムトーンさん、そして、ピパットさん(ティアンさんの孫)の親子三世代でトゥムトーンとトーングンの世話をしました。

ソーシャルメディアを通じたファンの方々の寄付金や支援のおかげで、なんとか食糧に飢えることもなく、生活が出来たそうです。
ですが、収入がないことには家族を養うことが出来ないため、家族はトゥムトーンとトーングンを再び出稼ぎに出すことにしました。

以下、ピパットさん(孫)からのメッセージです。

「コロナ禍でも観光施設自体は営業していたこともあり、どのタイミングで戻るかを見計らっていました。本当は祖父や父、トゥムトーンとトーングンと暮らせたら良いとは思うのですが、ゾウの食糧を毎日確保することも大変ですし、そのために時間をとられて他の仕事が出来ないので家族のための収入もない日々が続いていました。僕たちには出稼ぎに出る以外の選択肢がないと感じています。まだ出稼ぎに出られないゾウもいるので、食糧の支援だけは継続して頂けるようお願いしたいです」

トゥムトーンやトーングンの様子は、Facebookページから覗くことが出来ます。
出稼ぎに戻ることになった二頭のゾウたちのことも、引き続き応援して頂ければ嬉しいです!

<トゥムトーンとトーングンのFacebookページ>

なお、現地の失業ゾウ調査・支援チームでは、引き続き失業ゾウたちの支援を行っています。もし支援にご協力いただけるようであれば、noteのサポート機能からお願いいたします。
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