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再び出稼ぎに出るゾウたちと失業ゾウ支援 | ゾウの村 ランブル日記 by Tomoko

このnoteでは、タイ東北部スリン県及びブリラム県のコロナ禍における失業ゾウの支援を一つの目的として運営しています。
特に、失業ゾウのソーシャルメディア上のライブ配信や動画の視聴と投げ銭機能を使った応援を広げるために、彼らのYouTubeチャンネルやFacebookページなどの紹介を行っています。

昨年春に日本の方と共同で調査・支援プロジェクトを立ち上げて、準備を開始してから、もうすぐ一年が立とうとしています。また、私が現地で調査・支援チームを立ち上げてからは、八ヶ月ちょっとが立ちました。

現地での調査開始後、日本の方が困難な状況に直面されたため共同での調査・支援は解消する運びとなりましたが、現地の調査・支援チームでは失業ゾウの困難な状況を目の当たりにしたまま活動を放棄したくないという思いがあったため、引き続き調査・支援を行っています。

現地調査・支援チームの活動の様子

これまでに約200頭のアンケート結果が集まり、現在、現地の調査・支援チームメンバーはそれぞれの技術や立場を活かして以下の支援を展開しています。

  • クアイの人々とゾウが暮らす村々でのコミュニティビジネスの運営や広報の支援

  • 失業ゾウとメディア、NGO、調査機関などをつなぐ支援

  • 失業ゾウへの有償での医療サービスの提供と治療に使われる医薬品に対する支援を行う外部団体の紹介(結果的にほぼ無料で医療サービスを受けられる様にする支援)

  • 日本人(日本語読者)に対する失業ゾウのソーシャルメディア紹介を通じた国外へのアライの拡大

  • noteのサポート等を通じて支援金の協力があった場合の、特に困難な状況にあるゾウに対する状況に応じた支援の実施

私を含め、現地の調査・支援メンバーは普段、それぞれ失業ゾウとは直接関係のない仕事に従事しており、ここで展開している支援については基本的にそれぞれのメンバーがプライベートの時間を使って行っています。

現在もこれらの活動は継続中ですが、コロナの社会的な影響が少なくなったことや、(生活がコロナ前に近づきつつあることで)フォロワーの視聴行動の変化によりライブ配信や動画配信から十分な収入を得ることが以前よりも難しくなりつつあることから、営業を再開したり新規にオープンした観光施設に出稼ぎに出るゾウとゾウ使いたちが増えてきました。

このnoteでは、これまで20頭以上のゾウのソーシャルメディアをアンケートの内容と合わせて紹介してきました。そして、まだしばらくこの活動は続けていく予定です。
一方で、再度出稼ぎに出るゾウが増えてきたたこともあり、現地の調査・支援チームでは、「出稼ぎに戻った元失業ゾウのチャンネルやページを紹介するべきかどうか」ということに関して話し合いを持ちました。
そして、アンケートを行う際に「ソーシャルメディアのアカウントの紹介を行う」という約束をしていることから、出稼ぎに出た元失業ゾウの紹介も行っていくこととなりました。

村にはまだ失業状態のゾウも多くいます

今後の失業ゾウの紹介記事については、出稼ぎ先に戻っているゾウなのかどうか、現地チームでなるべく確認を行ってから紹介を行っていきたいと思います。ただし、必ずしも確認が取れない場合もあるので、その点はご了承頂ければと存じます。
中には出稼ぎ先での生活を紹介している元失業ゾウたちもいるので、彼らの今の様子も覗いてもらえたらという思いもあります。

暮らす場所や従事する仕事が変わっても応援してくれる人がいることは、彼らにとって励みになることと思います!
失業ゾウと元失業ゾウを引き続き応援頂ければと存じます。

今日はそれをお伝えしたく、再び出稼ぎに出る元失業ゾウのことと、私たち現地支援・調査チームの活動について書きました。



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ゾウの村の住人
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