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逃げ続けた扶養義務者たちは介護殺人の罪に問われないのか
💧結論から
わたしは、介護に対峙して親を殺した殺人者ではなく、介護を殺人者に押し付けて自分たちは変わらぬ日常生活を送っていたすべての扶養義務者に対してこそ極刑を執行すべきと思います
💧💧ほんとうの異常者は誰か
わたしには理解できない
大の大人のくせに、自分たちが介護を押し付けた相手がどのような精神状態に陥るかを推し量れないことが
わたしには理解できない
扶養義務と介護を放棄せざるを得なかった自分たちこそが日常に悪戦苦闘する苦労人であると詭弁を言い立てて「自分は決して悪くない」と断言できる感覚が
わたしには理解できない
介護殺人に至った人間を「異常者」としてまるでひとごとのように警察に突き出せるその神経が
異常なのは
あなたたちではないのか
💧💧💧介護度合いの問題などでは決してない
狂っているのか
介護度合いが切迫でなかったから殺人者は身勝手なのだとわざわざ判決の文面として刻み付けるなどと
裁きを言い渡したひとたちよ よく考えてみるといい
介護殺人者はモノとして横たわる自分の寝たきりの親に絶望したわけではないのかもしれない
介護を放棄して逃げ続けた扶養義務の優先順位高きその親族たちに
自分に向かって「おかしいと思ったんですよね」と介護殺人者を気ちがい扱いした関係者たちに
嘆き喚き散らせば散らすほど「やっぱりお前が異常者だ」と勝ち誇るように冷静に=冷酷にひとごととして応対したすべての人間に
絶望でなく歯ぎしりする奥歯が欠けるほどの怒りだったのかもしれない
💧💧💧💧介護殺人を犯した殺人者を裁ける人間が万が一にもいるとしたならばそれは落としに落とされそれでもまだ下があったのかというぐらいのとことんまで落とされた人間である
ためしてみるといい
自分がどのような状態になるまで相手を殺さずにならぬかんにんできるのかを
観念上やエンタメ上の疑似体験などでなく
その悲しき介護者と同様の状態にまずはほんとうに身を落とされてみるといい
もしも偉ぶる人間たちが逆立ちせずに地に足着けていたならば
親殺しの大罪を被るのはそなただったかもしれぬのだ
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