20241117 診察
日曜日、わかなちゃんのお医者さんが9:30から。相変わらず病院で震えてしまい隙あらば逃げようと僕の顔をチラチラみる。
先生に呼ばれて検査室へ。咳は日によってでる、心音は1分に100近くある旨説明して、「やっぱり心音は異常だよね。」と言われる。わかなちゃんの体を悪く言われたくなくて嘘つきたくもなる。変な気持ち。
体重が少し増えていて安心。聴診器で心音を確認してもらい雑音が結構あるから心電図見ようと提案される。
心電図がたまたま僕の働いてるところの物だったので「安くしてって言っといてくださいよー。」「確かにー、設備投資も大変ですよねー。」なんて少し話が盛り上がる。
出てくる波形についてはまだよく分かんないけど、とりあえず問題は見られないとのこと。安心した。わかなちゃんはずっも体重計のテーブルに乗ってソワソワしていた。
「一先ず現状維持でいきましょう。」先生はにこやかに言う。現状維持という言葉が今の僕には何より救いなんだ。10月から急に重篤な状態だと診断を下されて、今まで崖から突き落とされてるような気分だったから。なんとか中腹で木に引っかかったような状態か。
「とにかく興奮するものかれなるべく離してあげてください、ちょっとした事で血管が切れて肺水腫になり得るから。」と言われる。
わかなちゃんはいつも穏やかで寝てばかり、他の犬にも興味を持たないから興奮する心配はない。いや、一つある。
朝パンを食べていると僕のパンを欲しさに吠えて飛びかかる。なんならパン!と鳴くことさえある。あの時間がかわいくて仕方ないのだけど、実はあのパンくれタイムがわかなちゃんの寿命を削っていたのかもしれない。
診察を終えて薬をもらう。現状維持で3週分、検査と肛門腺絞り入れて2万円。少し薬代が落ち着いた気がする。僕の薬だったら断ってさっさと死にますって言いそうな値段。わかなちゃんの元気に繋がるならいくらでも安い。実際はいろんなサブスク解約して必死だけどね。
こんな時、お金>愛になる事もある。
ゆっくり帰宅しておうちで寝るわかなちゃん。よっぽど疲れたみたいでしばらくの間触っても起きなかった。