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村上仁美
日本の現代美術家であり、陶芸家。彼女は1990年に大阪府で生まれ、愛知県立芸術大学で美術学部彫刻専攻を卒業し、その後、同大学院で彫刻領域を修了しました。
彼女の作品は、主にセラミックを用いた彫刻やうつわ作品で、植物化した女性の朽ちていく姿をテーマにしています。「死」を連想させるとともに生命の儚さや刹那を感じさせ、身体の一部が欠けているものや、空洞を隠さずに表現されることから観る者に「不在」の感覚や生命そのものについての深い考察を促します。
彼女は身体細胞が日々入れ替わっていく。「自分の体の中で常に生死が訪れ、宇宙が作られている事」に気づいたという。自ずと作品からも自然の摂理や生命の起源を感じられる。
2013年には愛知県立芸術大学彫刻専攻優秀学生賞や最優秀賞を受賞し、
2017年には修了制作優秀作品賞も受賞しています。国内外のアートフェアにも出品。
個展やグループ展に積極的に参加しており、2021年には個展「浮生」を銀座蔦屋書店で開催しました。この展覧会では、彼女の繊細で美しい女性像が展示され、一際目を見張るものでした。
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