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三浦悦子
来歴
1997年にドールスペースピグマリオンに入学し、2000年に卒業しました。その後、初個展「義躰整形院回廊」をデザインフェスタギャラリーで開催し、以降も数多くの個展や企画展に参加しています。2004年には東京都現代美術館で開催された「球体関節人形展DOLLS of INNOCENCE」に出展し、その名声を高めました。
作風
彼女の作品は古典的な美しさとゴシック的な要素が融合しており、特に感情の起伏を表現した表情や、細部にわたる精緻な造形が特徴。
不条理さやサディスティックな要素を感じさせます。
石塑粘土の球体関節人形の他、医療器具や廃材を使ったオブジェも手がけています。彼女の作品は身体改造をテーマにしており、傷を負ったり楽器や機械と一体化した人形を制作することで独自のスタイルを確立しています。
主な著書:
『義躰少女』(2003年、カンゼン出版)
『義躰標本室』(2005年、ステュディオ・パラボリカ)
『フランケンシュタインの花嫁』(2006年、エディシオントレヴィル)
『聖餐: EUCHARIST』(2014年、エディシオントレヴィル)
『輪廻転生』(2015年、エディシオントレヴィル)789
彼女の作品は国内外で評価されており、フランスの歌手ミレーヌ・ファルメールのCDジャケットにも採用されています。
関連するアーティスト
中川多理(共に個展を開催)
ミレーヌ・ファルメール