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エリザベス女王杯’22の予想と考察
11/13(日) 阪神11R 芝2200m
ペース読みから予想していきます。
今回のメンバーで逃げたいのはローザノワールのみ。
逃げ宣言をしている陣営が気になるコメントをしている。
田中騎手「多少速くてもいい。ペースよりもリズムが大事」
西園調教師「パンサラッサみたいにビュンビュン行ってどこまでやれるか」
芝では1800mまでしか経験が無く、今回初めての距離になるが、それでも
2200mを持たせる事よりも、気持ちよく逃げる事を重視するという事。
「パンサラッサみたいに」は、他への牽制の意図も考えられるが、
1コーナーまではハイペースにする可能性がある。
*大逃げが成立する条件
1.逃げ馬自身がハイペースで走る
2.後続がペースを抑えて追走する
今回の先行勢を見る限り、成功する可能性は高い。
過去の逃げは、テン3Fが34.4~36.7、1000mが57.9~1:01.2。
速ければ去年並のペース、遅くても1000mが1分を切る程度を想定。
ローザノワールの出足は速くなく、ハナを奪うためには出ムチを使う程。
ただ、1800m戦は、速いマイルの流れで先行する馬も混じるので、
2200mに延びることで、ハナを奪うのに苦労するリスクは下がりそう。
今回先行したいメンバーは「逃げたくないけどポジションは取りたい」ので
ローザノワールがスタートで遅れても、ペースを緩めて待つことはあまり
考えにくい。
スタートしてから1コーナーまで525mあるので、ポジションさえ取れれば、
後はローザノワールが行くまで折り合いに専念するはず。
<過去2年の阪神開催について>
一昨年は33秒台の上がり+二桁の通過順+二桁馬番が上位に来た。
去年は36秒台の上がり+二桁の通過順+中穴人気が上位に来た。
一昨年が瞬発力戦、去年がバテ合いと、タイプの違うレースではあるが、
2つとも通過順が二桁という共通点がある。
では、差しを狙えばいいかというと、そこまで単純な話ではない。
*差し狙いがリスクになる理由*
去年は1着と2着の差は0.3秒。しかし、2着と3着は0.1秒。3着から5着が
0.0秒。5着から7着が0.1秒。
2着と5着から7着が一桁通過順。2着から7着まで0.2秒。
これは道中の位置取りや、馬の能力差によるものが大きい。
加えて、勝ったアカイイトの道中の通過順は、3コーナーから4コーナーが
13→7と早めに動いた+内を締めながら回ったもので、前の馬には苦しい
展開になった(前2頭はそもそも能力が足りない)
<狙い目>長く良い脚を使える馬
・去年の掲示板の馬は、近走の2000m戦で1分58秒台での好走歴があった。
速いペースへの適性と、2000m以上の実績と阪神の好走歴があればプラス。
<軽視>ローザノワールの後ろ(の列)に入る馬
・4コーナーから直線で下がってきた時に、進路が無くなるリスクがある。
<印>
◎7.イズジョーノキセキ
〇4.デアリングタクト
▲10.スタニングローズ
☆8.アンドヴァラナウト
△11.ナミュール
消3.ピンハイ
<買い目>
枠連流し 4-2,5,6 3点