自然の香りに癒された日。

日に日に暑くなっていくけど、木陰はまだまだ気持ちいい。
時々吹くなまぬるい風もそれはそれで心地よい。

風に乗ってふわっと香る木々の香りや湿った土の香りを嗅ぐたびに、自分が小学生にもならない小さかった頃の「こんないい天気の日は保育園なんか飛び出して自由に過ごしたいのにな・・・」と思ったあの日の気持ちを思い出したり、自分が社会に出て働き始めた頃の、慌ただしく身支度している朝のひと時のドキドキワクワクした気持ちを思い出したり。

まるで今その時を過ごしているかのように瞬時にリアルにその時を感じる。

香りって不思議だ。
色々なことを瞬時に思い出させるだけでなく、まるでその場に自分がいてその時を過ごしているかのような臨場感すら感じさせる。

今の私になるまでに、色んな私がいたことを思い出す。

全ての私が諦めずに前進してくれていたから、今の私にたどり着いた。
全ての私を抱きしめて、全ての私と一緒にしあわせになる。
私も諦めずに前進する。

香りが一瞬でモヤモヤを吹き飛ばした。
一瞬で前向きな気持ちにスイッチが入る。

そんな気持ちにしてくれる香りに包まれながら一歩踏みだす。

何だかいいこと起こりそう。