あなたの痒みはどこから? 私は肥満細胞から
ムシも元気に活動し始め、何とはなしに身体に痒みを覚える今日この頃。
どうもエレメントクリエイターズのまったりミクロです。
なるべく一口でわかるようにしていけたらなぁ、
と思うこの頃でもありまする。
では本日のテーマです。
蚊に刺されたら痒くなる
これって当たり前ですよね。
痒いところがあったら、皆さんはどうしますか?
私は痒い所を指圧マッサージします。
ヒトによっては爪で十字の跡をつけたり、
ひっかいたりするかもしれませんね。
ではなぜ痒いとポリポリとかきたくなるのでしょうか。
これは「痒み」に対してそれ以上の刺激となる
「痛み」を与えて相殺したくなるからですね。
(延いてはそうすれば痒く無くなると知っているからともいえますね)
なんと感覚には優先度があります。
一般的に分かり易いモノだけで並べると、
触覚>痛覚>温度覚>かゆみ覚
となっています。
痒みは優先度が低いのですね。
ではなぜこのような優先度なのか?
それは生命に関わり易い順番になっているからですね。
「かゆい、かゆくて死んじゃうよ~」
ということはあまり聞かないですが
「暑い、暑くて死んじゃうよ~」
「痛い、痛すぎて死んじゃうよ~」
ということは(比較的)あり得るかもしれません。
つまり痒みは熱さや冷たさ、痛みや圧力によってごまかすことが出来る
優先順位の低い情報なのですね。
ちなみに蚊に刺され(食われ、かまれ等、言い方様々)は
一応氷で冷やすのが推奨されます。
理由として
痒みの患部に損傷が起きては感染症のリスクがありますし、
痒みは化学反応及びその情報の伝達によって起こる現象なので、
温めるよりも冷ますことでそれらの反応を鈍くし、
さらに優先度の高い温度の情報を与えることで
痒みをごまかすことが出来るからですね。
これから何かと痒くなることが増えますでしょうが
常に氷を持っていれば安心ですね。
本日からのメモ書き
タイトルにある肥満細胞は、
そこでヒスタミンが生成・貯蔵されるからですね。
ヒスタミンは痒み成分としても有名です。
肥満細胞内ではヘパリンと一緒に存在し、ヘパリンと結合していると
ヒスタミンもおとなしくしていますね。