植物だって休みたい!
初めまして、エレメントクリエイターズ(縮めて「エレクリ」)のまったりミクロです。私の記事では日常で「そんなの当たり前だよ」って流しちゃう、ちょっとした『面白さ』についてご紹介していく予定です。知っておくと色々なことが違って見えてくるかも? な内容をお伝えしていきますので、最後まで「ふーん」程度に読み流していってください。
それでは今回のタイトルはこちら
「植物だって休みたい!」
「植物の成長には光が必要!」
これって当たり前ですよね? では、
「植物を育てる時に24時間光を当て続ければたくさん育つじゃん!」
って思ったことはありませんか? 私もそう思って24時間ずっとカイワレ大根に光を当て続けたことがあります。もっとも、種子の段階から光を当て続けたのでそもそも芽すら出て来ませんでしたが(これはまた別のお話)。
皆様は朝起きてふとこのように思ったことはありませんか? 「まだ寝ていたい」「今日が休日なら」と。そして窓を開けて外を見た時思うはずです、「朝日が気持ちいなぁ」とか「動物たちは自由だなぁ」とか
「植物は今日も光合成しているなぁ」
――とかね。
本記事は私たち人間、ではなく植物さんたちに焦点を当てた内容です。
タイトルにもなっています「植物だって休みたい」ですが、次の二つのうち光合成によって作られた酸素量が多かったのはどちらだと思いますか?
A 1分間連続照射で光合成し続けた葉っぱ
B 1分間電気を点滅させて光合成した葉っぱ
シンプルに考えれば光に当たる時間の長い「A」の方が光合成しそうですよね。
答えですがタイトルからお察し頂けたかもしれませんが
「B」
なのですね。こちらはワールブルグの実験によって証明された内容で、細かく知りたい方はぜひ『ワールブルグの実験』で検索けんさくぅ! してくださいね。本記事はそんなガチ勢向きではないので、簡潔にまとめると
「光合成には2ステップ以上あり、光が必要なステップと光が必要ないステップがある」
ということなのですよ。
少しだけ補足説明すると、光を浴びることでstep 1 にてstep 2 に必要なものを揃え、その間はstep 2 がお休みをしています。光が止むことでstep 2 が行われて一つの光合成という形になるんですね。
イメージして頂くと解る通り、これって案外普通のことかもしれませんよね。だって皆さまも
「24時間働き続けろ!」
って言われたらどうです? それはもう、最高にハイってやつになりそうですよね! 私なら寝ます、誰だってそうします。
植物たちも人間たちも、苦労は絶えません。
以上「植物だって休みたい!」でした。これからは道端で植物さんたちを見かけたら、感謝の念を込めて光を浴びせて下さいね!