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祝21st第六回 インマイライフ!(あのねの歌)/徳永憲

ワイキキレコード21周年を記念して、かかわったMVを振り返る企画。第六回は、9月21日に開催される無観客配信ワイキキレコード21周年イベントライブには出演はしませんが(出演者のMVは早々に紹介したので、ほとんど出演予定ではないのですが、まあこのコロナ禍、仕方がないのと、20周年にはみんなこれでもか、と出演いただきました、ありがとございました。)、ワイキキレコードからリリース複数枚CDリリースしております、徳永憲さんです。

もちろん、徳永さんのアーティストとしてのキャリアも紹介したいし、人となりも話したいし、何よりもその才能に触れたいのですが、、、今回は、MVに絞らせてもらい紹介させてもらおうと思います。

WaikikiRecordで、4th「サイレンサー」5th「スワン」の2枚のアルバムをリリースして、(ワイキキからは)3枚目のアルバム6th「裸のステラ」が完成したぐらいでしょうかね、徳永さんと旧知の仲というか、ポニーキャニオンからデビューしたときのつながりで、スザクレコード(現アイデアルミュージック)の平田さんが声をかけてくれて、共同でリリースしましょうということでWaikiki/Suzakuのダブルネームにてリリース(この後、7th『ただ可憐なもの』(2011)、8th『ねじまき』(2013)とその関係は続きます。)

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6th『裸のステラ』 (2008)

01.アイドル誕生のテーマ
02.恋の未完成
03.インマイライフ!(あのねの歌)
04.裸のステラ
05.星は揺れる
06.だから、存在して
07.君ははぐれている
08.21世紀ソング
09.エヴリー
10.途方もないから
11.いつか目覚める革命家のように
12.おあいにくさま

この作品のMVを作りましょうと平田さんと徳永さんにと相談して、確か徳永さん本人より、漫画家の黒田硫黄さんの絵でパブロピカソの映像みたいにして撮影できないかな?と、なって、徳永さんの作品のほとんどのデザインをしていたディレクションズの加藤さんというデザイナーにMVのディレクションもお願いした流れだったかと思います。

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前作5th「スワン」でジャケットのイラストを描いてくれてた漫画家・黒田硫黄さん(『セクシーボイスアンドロボ』・『茄子』等々)も快諾してもらい、加藤さんの仕切りの元、Suzakuミュージックの事務所で撮影しました。

その作品がこちら

そう、この連載の第五回のOverTheDogs - ココロデウスからの流れ、イラストが描かれていく様をMVにするシリーズのワイキキの原点はこちらなんです。大きな元アイデアは、ピカソの絵の線が浮かび上がるように出てくる映像なのですが、このインマイライフも、薄い紙を貼ってライトを当てて、筆で絵を描いてもらう。逆の方向から撮影して線が浮かび上がり、その線がどんどん何かのキャラクターになっていく。

これ面白いのは、お弁当のおかず、どこから食べはじめます?的な感覚で、

「えー、そこから描くんですか?、ってか、この線何?何?、あ、クジラ、なるほどって、あ、下のやつ、イカだったんですね、へー」

みたいな、あれよあれよとイラストが描かれていく様に目を奪われて、音楽と相まってあっという間の4分。素敵なMVになったと思います。

そうそう、常に、Suzakuミュージックの平田さんは「いいねー」「素晴らしい」と反応してくれて現場がとてもポジティブな空気になったのを覚えております。

そんな平田さんの鶴の一声でできた、MVも。僕が大阪から京都に電車で移動しているときに、徳永さんのRECの音をヘッドホンで確認しながら車窓から外の風景を見たときに、手持ちのiPadで外の風景を録画しはじめまして。「曲にこの風景あうな〜」とぼんやり思いながら「悲しみの君臨」を聴いておりました。その後、京都から東京に戻って、Suzakミュージックの事務所に行って、リリース打ち合わせを、平田さん、徳永さんとやるときに、この映像を見せながら「こんなイメージで、なんか乗り物の風景が流れていく感じ、この曲に合いません?こんな感じのMV作るのどうでしょうかね?」と提案したら、平田さんが「いいねー、ってかこれがいいね、これでいいじゃない!」ととても嬉しそうに反応してくれまして、このまま採用w。

なんかやっぱり、ポジティブな反応は周りを明るくしてくれますね、特にデモテープ聴いてもらったときや、音楽の話を徳永さんとするときの平田さんの明るい反応は今でも強く印象に残っております。

徳永さんの作品はその後も変わらず関わらせてもらっていて、MVは常に徳永さんと手弁当的に自分たちで作れるものを作っておりまして、派手なものはありませんが、どれも好きなものばかりでございます。11枚目のアルバムもこのコロナの真っ最中、というか自粛始まりの2020年4月というタイミングにリリース。見事にCD屋さんはほとんど自粛閉店、世間も音楽どころではない空気になり、リリースのパーティなんかも開催されずなままでございますので、ここは乗り越えてぜひ12枚目のアルバムと共に盛大にお祝いをできればと思います。

まずは、その前に、ワイキキレコード21周年、配信ですが、ぜひよろしくお願いします。

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2020.09.21.mon 『WaikikiRecord 21st Guaranteed to Make You Feel Good!』
渋谷TSUTAYA O-nest

open/start 18:30配信スタート

LIVE:ELEKIBASS / PARIS on the City! / 尾島隆英


【チケットのご購入はコチラ】
https://eplus.jp/st-waikiki/
販売日時:9月1日22:00〜
□一般配信視聴券 ¥1,500

販売期間:9月1日22:00~9月24日18:00まで
※アーカイブは9月24日23:59まで視聴可能です。

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特設サイト
http://21st.waikikirecord.net/

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