挑戦と成長の軌跡:新たな出会いがもたらした人生の糧 40代
私の40代の振り返りです。
この10年間は、個人的な挑戦、学び、そして人生の変化が激しい時期でした。
30代での起業や国際的な活動から、さらに深い自己探求と変化に対応するこの時期を通じて、多くの重要な教訓を得ました。
これらの経験が私の現在と未来にどのように影響を与えているかを共有したいと思います。
40歳 - 人生3度目の留学
2010年、ロータリー奨学金に合格し、アメリカ留学とは違う形のスペイン大人留学を経験することが決まりました。
東京国際映画祭で花形の仕事をさせていただいていましたが、その毎日に疑問を持ち始めたのがスペイン留学のきっかけです。
この留学では資金の心配がほぼなく、学びに集中することができました。
また、世界中にネットワークのあるロータリクラブなので、どのように日本代表として貢献できるのかワクワクしました。
41歳 - 新たなスタートの離婚
2011年、4年間の結婚生活が終わりました。一緒に過ごした時間がわずか1か月しかなかったため、離婚時にはすっきりとした感覚を覚えました。
この年は東日本大震災が3月11日にあり、彼の親戚がお亡くなりになるなど衝撃的なことが立て続けに起こりました。
そう、離婚どころではなかったのです。
しかし、落ち着いた半年後の秋にようやく彼も私も合意することができました。
42歳 - スペイン留学と映画業界への挑戦
2012年、スペインのマドリードへ7か月留学。
日本にはほとんど紹介されていないスペイン映画の発掘を目指しましたが、思うような成果を得られなかったのが正直な感想です。
しかし、大人留学は、高校や大学時の留学と違い、人生を謳歌した感が半端なくあります。
財政面の心配をすることなく勉学に励み、社会のシステムを理解していて、人物交流も毎日のようにできる。
つまり、午前は大学でスペイン語を学び、午後は国立フィルムライブラリーでスペイン映画を鑑賞(研究)し、夜はバルで友人たちと飲む という日々。
なんて素敵!
ただ帰国後に映画業界へカムバックしようとしましたが、なかなかタイミングが合わず。
とりあえず、日銭稼ぎで高校留学でお世話になったエージェントでアルバイトをすることに。
私は2~3か月の腰掛のつもりで入社しましたが、トップが高校留学時の同級生でもあり、四半世紀以上の旧友でもあったっため、
「40歳過ぎてバイトはないだろう。お前、2~3年しっかり働け」と言われる始末。
心の中では、あっけんべーをしていましたが、実際は13年お世話になりました。。。
夏休みなどを利用した英語短期研修事業のマネージャーとして、大手飲料メーカーや大使館、新聞社や行政の企画・実施運営を担当させていただきました。
45歳 - 母の介護と転勤
2015年、母が脳梗塞で倒れ、車いす生活が始まりました。
左半身が麻痺し、右手と右足ののみの生活。
でも母はがんばり屋さんで、少しでも自立しようと懸命でした。
この出来事は家族にとって大きな試練でしたが、会社の理解とサポートにより、沖縄から山形へ移住し、在宅ワーカーとして新たな働き方を模索しました。
新型コロナウイルス以前の話で、テレワークを先駆けで実施していましたね。
私のクライアントは、沖縄とアメリカだったため、携帯とPC、WIFIさえあえば、どこでもできる仕事でした。
46歳 - アシュタンガヨガとの出会い
2016年、介護生活のストレスを和らげるためにアシュタンガヨガを始めました。
週6回、毎朝4時30分に起床、スタジオへ車で出かけて、7時に帰宅する日々。
この練習が、精神的、肉体的なリセットと成長をもたらしました。
ヨガをしているときだけは、介護や仕事のことを忘れて、「いま」に打ち込めました。
そして旅人としての火が再燃したのもこのころ。
介護が理由で旅に出かけられないのは母に申し訳ない!と思い、スペイン・サンセバスチャン、キューバ、メキシコ etcと、毎年1回は1週間の旅に。
48歳 - 元上司の突然の死
2018年、一緒に多くの困難を乗り越えた元上司が突然亡くなりました。
その死は私に大きな衝撃を与え、3日間泣きどおしでした。
彼との思い出と共に過ごした時間の価値を改めて認識させました。
写真を見返すといつも私はその元上司の隣にいました。
亡くなってわかる、その存在です。
49歳 - 役職定年と新たな決意
2019年、役職定年を迎え、肩書がシニアディレクターに変わりました。
この変化は新たな人生のサイクルへの移行を意味し、私は再び自立する決意を固めました。
そして、新型コロナウイルスが世界中に猛威をふるったのでした。
この10年間は、多くの挑戦と変化に満ちていましたが、それぞれの経験が私の強さと柔軟性を育ててくれました。
次回は、私の50代の冒険と現在に至るまでの物語を続けていきます。
どうぞお楽しみに。