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ホアン先生に導かれて

これまでのエピソードでたびたび登場するホアン先生😊
1か月の集中語学研修で出会った私の大好きなスペイン人だ💖

マドリード市で生まれ育ち、同市にある国立コンプルテンセ大学を卒業、今もマドリード在住🏙️
生まれも育ちも大学も、果ては住む所も同じ地というのは、スペイン人の典型的な生き方でもある。
長年、雑誌や書籍の編集に携わり、またポルトガル語の翻訳者でもある彼は、これまでに何冊かの本を出版している📚
スペイン語を教え始めてから出会った生徒たちとの交流を綴った「Gente con clase(クラスの人たち)」も著作の1つだ✨

「Gente con clase」の表紙

見た目は細くて小さく(160cmくらい)、髪・まゆげ・瞳が黒い👀
どれもスペイン男子の特徴だ。
いつもちょっとシリアスな顔つきをしている😏
でも、そんな表面的な印象とは違い、ジョークを交えたユーモア溢れる彼の授業は、生徒には大人気🎓
私もファンの1人で、たった1か月でさよならするのは、ちょっと物足りない気がしていた😢
もっとお近づきになりた~いという不純な(?)動機がなかったと言えば嘘になるだろう😜
2月から5月までの春学期、彼のクラス「スペイン現代社会」を受講することに決めた✍️


■優しいはずのホアン先生・・・全然違うじゃない🙃

1か月の研修の時とは違い、「スペイン現代社会」の講義はカリキュラムを見る限り結構ハードな内容だ📑
まずは毎回テーマに沿った記事を読み、それについて簡単な質問に答える🧐
うん、これはできる👍

しかし、6ページ以上のレポートを2回提出するのは簡単ではない📄
課題は「スペインと自国(私の場合は日本)の社会状況を比較し、数字やインタビュー、アンケートなどを盛り込んだ内容にすること」
フォーカスするポイントは公共交通、税金、教育、労働などから自分で決める🚉📊🧑‍🏫

えー、スペイン人にインタビューするなんてまだ会話もままならないのに...😱
こんな課題を当然のことのように出題するなんて、あの優しいホアン(以下、親しみを込めて「先生」は略)が違う人に見え始めた🤔

それでも、何歳になったって恋のトキメキは物事を前に進める起動力になる💞
なんとかホアンに褒められたい💪
40歳過ぎたハポネサ(日本人女性=私)は、けなげにもトピックを懸命に探し始めた🤓

そして頭に浮かんだのが、街のあちこちで見かける背の高い茶色のボックスと、そこに掲げられた「ONCE」の文字だった💡
あれは何だろう?と疑問に思っていたのだ🤔


■ボックスの正体は?「ONCE」って?🤷‍♀️

マドリードでまず目に付いたのは、メトロの入り口や駅の中、デパートや広場の近くにある公衆電話のような茶色のボックスだった📞
ひと一人がようやく入れるそのボックスの上部には「ONCE」と書かれた看板が設置されていて、そのすぐ下に小さな窓がある🔲
その窓には所狭しと小さな紙がベタベタと貼られている📜

街中で見かける宝くじ売り場🎯

ボックスの中にいる人を見ると、男女を問わず年齢層は20~60代と幅広い👩‍🦳👨‍🦱
大抵の人はサングラスをかけている😎
時にはボックスの外へ出て、何か言いながら「カラン、カラン」と手に持った大きなベルを鳴らす🔔

通行人の一人が立ち寄り、小さな窓から中の人に何かを渡し、そして何かを受け取っている👛
(パチンコの景品所?)とも思ったが、スペインにパチンコ店は無い🤔

ボックスの正体は「宝くじ売り場」だった🎫💰(つづく)

ONCEのロゴ




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