見出し画像

ハウスレス生活:心の居場所を求めて

こんにちは!
ツアーガイドのFujikoです✨

今日は、私が「ハウスレス」という生き方を選択した理由について、少し詳しくお話ししたいと思います。
実は今、私は物理的な家を持たず、日本に帰る家がない状態で旅を続けています。

山形の実家や神戸のマンションを手放し、物理的に「帰る場所」がありません。
しかし、私はあえて「ホームレス」ではなく「ハウスレス」と表現しています。

この2つの言葉の違いと、私がハウスレスを選んだ理由を説明させていただきますね。


ハウスレスとホームレスの違い

「ハウスレス」は物理的に家がない状態。
「ハウス(家)」がないという意味そのものです。
一方、「ホームレス」という言葉は、単に家がないだけでなく、人とのつながりが切れ、孤立した状態を指すことが多いです。

私の場合、物理的には家がない状態ですが、人とのつながりを大切にし、強固な人間関係を保ち続けています。
そのため、自分のことを「ホームレス」とは思っておらず、「ハウスレス」と表現しています。

ここで考えるのは、「家」とは何か?ということです。

家には、物理的な場所としての意味だけではなく、心が安らぐ「精神的な帰る場所」という意味もあります。

英語の「home」は、「安心できる場所」や「帰る場所」という意味を持ち、一方で「house」は、ただの建物です。

つまり、私にとって「ハウスレス」は、物理的な家がないだけであり、精神的な安心感を保ちつつ旅をする状態を意味しています。


ハウスレスを選んだ背景:家とは何か?

私がこのハウスレスの生活を選んだ理由のひとつに、20年ほど前に家族ぐるみでお付き合いのあるお寺のご住職から言われた言葉があります。
「浅野さんは、海外に頻繁に行くけれど、それは帰れる場所があるからなんだよ」という言葉。
この言葉がずっと心に残っており、その「帰る場所」とは何なのかを探求したいという思いが生まれました。

この「帰る場所」は、物理的な家なのか、精神的な安心感なのか。
私は、この問いに向き合い、自分にとっての「家」を深く知るために、ハウスレスを選んだのです。


神戸での経験:物理的な家はあっても…

昨年2月、私は仕事の都合で山形から神戸へと引っ越しました。
マンションを借り、物理的には快適な住まいがあったのですが、精神的には心が休まる場所ではありませんでした。
食欲も減退し、体重も落ち、やる気が失せていく中で、「物理的な家があっても、それが精神的な居場所ではない」という事実に気づきました。
その経験から、私は「家」というものの本質について再考するようになったのです。

物理的な家だけでは、心が満たされないこともある。
だからこそ、「家」を精神的なものとしても探る必要があると感じた私は、ハウスレスの生活を始めることを決断しました。


家を持たない選択:新たな挑戦

今年の1月末、私は神戸のマンションを手放し、東京で短期間だけ姉のアパートに滞在しました。
その10日間の生活は、久しぶりに姉と過ごすもので、とても楽しい時間でした。
物理的には「私の家」ではありませんでしたが、精神的には「帰る場所」だと感じました。
この時、物理的な家よりも、心が安らぐ場所を持つことが、私にとって大切なことだと再確認しました。

このノマド生活を始めることで、私は新しい「家」を作り出す挑戦をしています。
世界各地に「精神的な帰る場所」を作り、自分の居場所を広げていくこと。
それが、私がこのハウスレス生活を選んだ大きな理由です。


これからの予定:京都からどこへ?

現在、ハウスレス生活はまだ始まったばかりで、これからどのように展開していくのかは未知数です。
今年2024年2月にカナダへ行き、高校時代に留学していた際のホストマザーの家に滞在しました。
そのホストマザーの家は、私にとって心が安らぐ「精神的な家」でありました。

そして、4月に京都に戻ってツアーガイドとしての仕事を再開しています。
京都という街は、私にとって新たな挑戦の場であり、ツアーガイドとして活動することにワクワクしています。
物理的な家を持たないノマド生活を続けながら、京都を拠点にした新しい生活を楽しんでいきたいと思っています。


最後に

ハウスレスという選択を通じて、私は「家とは何か?」という問いに挑戦しています。
物理的な場所だけではなく、心が安らぐ場所を持つことの大切さに気づき、世界各地に自分の居場所を広げていく旅を楽しんでいます。
これからのノマド生活を通じて、自分にとっての「家」をさらに深く理解し、新たな人とのつながりを築いていきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう!🌸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?