スペイン女子旅で子豚探し
こんにちは!ツアーガイドのFujikoです✨
13年前に書いたスペイン留学ブログ「不惑のハポネサ」を、25回のシリーズで別バージョンでお届けします。映画業界で働いていた頃の体験をお楽しみください!
■旅のテーマは「イベリコ豚ちゃん+城塞都市+ポルトガル」🐖
女3人が集まれば…ガールズトーク、グルメ探索、そしてショッピング👜
私の場合、ガールズトークとグルメ探索は当てはまるけれど、ショッピングにはさほど興味がない。
2012年1月にスペイン・マドリードに渡って3か月が過ぎると、時間を多く共有できる友人ができ始めた。
私は、あのピソ事件以来、国際交流基金の職員であるSさん(参照:「マドリードで出会った希望」に登場)と親しくなっていた😊
また、日本語教師のNさんとも、この頃に出会った🌸
東京とさほど変わらない寒さから、日中にはスペインらしい強い陽光を感じる4月、Sさんから旅のお誘いがあった🚗
行き先は、マドリードから車で3~4時間の場所にあるスペイン南西部のエクストゥレマドゥーラ自治州。
ポルトガル国境沿いのこの州は、緑豊かな城塞都市として栄えたエリアらしい🌳
特に、州都のメリダ市やカセレス市には、古代ローマの建築が数多く残されている✨
旅行ガイドブック「地球の歩き方」にもほとんど載っていないエリアで、私もノーマークだった📚
道中には、どんぐり畑に放し飼いされているイベリコ豚も見られるとか🐷
さらにポルトガル国境が近いので、ついでにポルトガル料理も堪能することに🍴
そんなわけで、旅のテーマは「イベリコ豚ちゃん+城塞都市+ポルトガル」に決定🐖🏰
うれしいことに、日本語教師のNさんも参加することになり、女3人でショッピングとは無縁の3日間の旅がスタートした🌄
■さすが日本人💼
Sさんから旅のスケジュールが届いた。
事務能力が高く段取り上手なSさんらしい、細やかな内容だ📅
スペイン人の知人に話したら、「さすが日本人。この“コーヒー休憩”まで計画に入れるなんて細かいね。スペイン人にはありえない」とコメントされて納得。
大ざっぱなスペイン人からすると、このスケジュールは考えにくいらしい😆
◎第一日目:4月20日(金)
マドリード16時発、途中でコーヒー休憩を入れつつ19~20時にトゥルヒージョ(Trujillo)着、パラドールにチェックイン🏨
パラドールのHP:http://www.parador.es/es/parador-de-trujillo
(1泊朝食税込みで165ユーロ、1人あたり55ユーロ)
当日、時間通りに待ち合わせ場所に集合🚗
そしてSさんの車で出発!初めての長距離ドライブに心は弾む💓
今回のテーマの一つ、「イベリコ豚ちゃんとどんぐり畑」を見つけようと、車窓から牧草地らしきものを探す👀
遠くに小さな濃い色の群れを見つけては歓声を上げ、胸を躍らせながら凝視するも…山羊や牛、カモだったりすることもしばしば🐐🐄🦆
結局、ホテルに到着するまで、豚の群れには出会えず。
3人で慰め合いながら、豚ちゃんの写真が載ったどんぐり味のキャラメルを購入した🍬
豚ちゃんに会えず残念…
■お姫様みたい👸
スペインに来たら一度は泊まってみたかったパラドールに、今回ついに泊まることができた。
パラドールは、古城を改装した観光客向けのホテルで、スペイン国内には何十ものパラドールが点在している🏰
中世の雰囲気が漂う石畳の建築物に囲まれたパラドールに泊まれるなんて夢のよう🌙
一人で泊まるには少しハードルが高いと思っていたが、3人で泊まると一人55ユーロ(約7,600円)とお得感がある💸
辺りが暗くなり始めた頃、パラドールに到着。
趣のある玄関を通ってチェックインした🏨
週末にも関わらず宿泊客は少なく、テラス席が設置された中庭も肌寒いためか閑散としている🌌
そんな中庭で、東北は山形出身の私が初めて目にしたのが、“レモンの木”だった🍋
スーパーで売られている外国産のフルーツでしかなかったレモン。
柑橘系の果物なので木になるのは当たり前だけれど、実際に目の当たりにすると、何か発見した気持ちになる😲
山形の庭に柿の木があるのと同じようなものか…とはいえ、庭のレモンをそのまま料理に使えるなんて、なんて贅沢なんだろう✨
初めて見るレモンの木に歓喜!
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