17: 日本人が英語を話すのが難しい原因の一つ:主語の作り方
英語で物事を説明する際、主語+動詞を真っ先に持ってくることができれば、たいていのことは伝えられると以前の投稿で述べました。
では、主語とはどのように言い表すのでしょうか? 当然、多くの人が真っ先に思い描くのは、 I, You, He, She, We, They, It だと思います。
これらの主語でも日常英会話程度なら十分すぎるほどですが、対話=物事を説明、伝達、説得する際には残念ながら不十分です。
以下の例題を見てみましょう。
昨日食べたすき焼きは美味しかった。
このロープの長さはあのロープの長さの1/3です。
我々にとってあなたを助けることは当然です。
英語をしゃべることは日本人にとってとても難しい。
我々がパリに行けるかどうかは予選の結果次第です。
どうでしょう? 私が、あなたが、彼が、などでは表現できない物事が主語になっていますよね。
対話するには、頭の中に浮かぶ話題のどれが主語でどれが動詞であるかを瞬時に判断する能力が必要となります。
そうです、下の文は、太文字にしたところまでが主語ですね。
昨日食べたすき焼きは美味しかった。
このロープの長さはあのロープの長さの1/3です。
我々にとってあなたを助けることは当然です。
英語をしゃべることは日本人にとってとても難しい。
我々がパリに行けるかどうかは予選の結果次第です。
I とかyouという主語ではなく、こういう長い主語を作る力も必要となってきますね。 これが瞬時に口から放出されてくれば鬼に金棒、いろんなことを相手に伝える力が生まれますよ! 参考までに、上の文章を英語にすると、
· The sukiyaki(which) I ate yesterday was delicious.
· The length of this rope is one-third the length of that rope.
· It is natural for us to help you.
· Speaking English is very difficult for Japanese people.
· Whether we can go to Paris depends on the results of the preliminaおry round.
まずは、これくらいの方法で主語が作れれば大丈夫:
1)長い主語を作る関係代名詞。
2)~の~は、 ~OF~を使った言い方、
3)It is ~~と入る言い方、
4)動名詞や不定詞 To speak English~~から入る言い方、
5)Wheather or notで入る表現、等々、
使い慣れてください。