[気になるキーボード]無線特化の不動ホームポジション roBa
今回取り上げるのはroBaキーボードです。
roBaの説明の前にまずはKeyballの説明をします。Keyballは白銀ラボさんから出てる自作キーボードで、トラックボール搭載のキーボードです。絶対にホームポジションから動かないという強い意志を感じられます。ホームポジションから絶対動きたくない過激派におすすめです。
roBaキーボードの魅力
roBaキーボードは、トラックボール付きのワイヤレス自作キーボードキットで、独自のカスタマイズ性と操作性を提供します。Keyballからのコンセプトを引き継ぎ、無線に特化したキーボードとなっています。ファームウェアも無線に特化してされており、通信安定性が向上しています。
Keyballでは楽しめない魅力としては水平ロータリーエンコーダーがある点も挙げられるでしょう。Keyballのトラックボールでスクロールというのは少し慣れが必要で、思ったよりスクロールされてしまうことも多いです。
特徴とスペック
roBaは、特に自作キーボード愛好者に向けて設計された製品で、以下のような主な特徴があります:
Bluetooth対応(BLE): ワイヤレス接続が可能で、ケーブルを使わずに快適に使用できます。
マイコン:xiao nrf52840で安価です。
zmk firmware採用: 自由にカスタマイズできるファームウェアを採用しており、ユーザーに合わせた設定が可能です。
トラックボール搭載: キーボードに統合されたトラックボールにより、マウスの機能も備えています。省電力センサを採用しているため、長時間の使用でも安心です。
水平ロータリーエンコーダ搭載:コンパクトな1uのスクロールキーが搭載。利便性も高そうです。
分割カラムスタッガード配列: 42キーのレイアウトで、手に馴染むデザインと配置が特徴です。人気のKeyball39の + 3キーです。
バッテリー駆動 & USB充電: バッテリーによる長時間駆動が可能で、USB充電にも対応しています。
携帯性とデザイン
roBaキーボードはコンパクトなデザインながら、トラックボールやロータリーエンコーダなど、多機能なガジェットが詰まっています。また、3Dプリントケースが付属しており、軽量かつ頑丈な筐体で持ち運びにも便利です。
制作難易度
Keyballと同様に表面実装のダイオードがあるのでその点で難易度がある程度は高いです。しかし他に関しては基本スルーホールのようなので簡単です。
ほかのキーボードでは見ないものとしてはポゴピンでしょう。結構面白いです。
xiao nrf52840の基板を見てみると裏面はこのようになっています。ポゴピンの配置から見てNFC、BAT+-に接続されるようですね。
総評
roBaキーボードは、機能性とカスタマイズ性を両立した自作キーボードキットです。自分好みのキーボードを作りたいユーザーにとって、優れた操作性とカスタマイズの楽しさを提供してくれます。初心者から上級者まで、自作キーボードに興味のある全ての方におすすめです。ただ組み立て・ファームウェアの難易度はそこそこ高いので自作キーボードの経験がある方が良いでしょう。
次回の在庫は10月末頃らしいのでワクワクしながら待っています。ちなみに回路はここから入手でき、GPLで公開されています。