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天下一キーボードわいわい会Vol7に行ってきた

2024年11月4日開催の天下一キーボードわいわい会vol.7、通称天キーに初めて参加しました。今回はトラックボール付きのキーボードが個人的な流行なのでそれに合わせてトラックボール付きのキーボードを中心に見させていただきました。またケースをいい感じにしていきたいのでいい感じのケースも見てきました。

出発

当日ですが、DMM様に場所を借りて開催するという形式になっています。六本木一丁目から直結のオフィスの入口にはこんないい感じのゲートを通って入場です。

大きめの荷物やスーツケースを持っている人も多く、さながらこのツイートです。

会場につくとネームプレートが置いているので自分のアイコンのものを探します。

トラックボール(デュアルトラックボール)

まずは最近気になってるデュアルトラックボールからです。デュアルトラックボールはおおよそ3D CAD関連で流行になり出しているジャンルです。モデリングの際に拡大縮小や横移動などを通常のマウス移動に加えて行いやすくするため、もう一つのトラックボールを利用します。

omni CS 47

正直自分が今一番気になってるトラックボールキーボードがこれです。右側のトラックボールは繊細なマウス操作ができるように大きめのボールになっており、もうひとつは小さいトラックボールで軽快な拡大縮小などを出来るようになっています。

そして真ん中のディスプレイがひときわいいアクセントでカッコいいです。いくつかのショートカットが登録できるようでになっているようで実用的。正直触らして頂いた時には完璧な3D CAD用のデュアルトラックボールであると感じました。完成度も非常に高く、市販品かと思う程です。配列も肩が開くようになった八の字型のカラムスタッガードでなおのこと素晴らしいです。ただ少し大きく重いため持ち歩きには不向きでしょうが、1度これでCADに慣れたら離れられないでしょう。

omni cs 47

ShapeKey46

お次は完全分離のデュアルトラックボールです。これもまた面白い。この完全分離のデュアルトラックボールです。これまた夢がありますね。

このテンティング機構は畳めるようになっており、コンパクトで持ち運びも可能です。可動部分に関してもこのようになっており、使ってる途中で開いてしまって角度が変わることがありません。さらに右のパームレストはマグネット式で固定でき、取り外しもできて設計に感動しました。

Reex67

だいぶ前からあるReex67も触れました。配列も普通で誰でも慣れ易そうなのがいいところですね。

トラックボール

さてここからはシンプルにトラックボール付き(1つ)に絞っていきます。ただ最近はKeyballブームのおかげか数が増えましたね。なので今回はコンセプトやケースが面白かったものを中心に撮らせていただきました。

Keyball44 nkgwsy

Keyballは最近はだいぶケースなどの幅が出てきました。天キーでも多くありましたが今回惹かれたのはnkgwsyさんのKeyball44です。ケースのテンティングはmagsafeを使った携帯性の高いカスタマイズですね。特に面白いなと思ったのはパームレストの方で、こちらも裏にスマホのリングをつけており、テンティングできる仕様になっています。デザインを含めて非常に魅力的なデザインに仕上がっていました。

cocot36plus

cocot36plusなのですがケースがまたいいデザインになっています。金属削り出しで質感も良く、古いWindowsのキーキャップと相まってちょっと前のデザインになっていてレトロ感がたまらないです。やはり金属削り出しケースにはロマンがありますね。

mooose

デカめのトラックボールが目を引くのがこのキーボード。ほかのトラボ付きは配列は小さめのものが多いですが、moooseは結構大きめです。あと嬉しいのが55mmの大玉なトラックボール対応ですね。ここまで大きいと繊細な操作もしやすく、操作もしやそうです。

BallPad29-ULP

めちゃくちゃ薄くて持ち運びができるトラックボール付きのキーボードがあります。それがこのBallPad29です。めちゃくちゃ小さくてめちゃくちゃ薄い。それでいてトラックボールまでついている。このトラックボール基板は1Uサイズで使えるAZ1UBALLです。触った感触は結構操作はしやすいです。気持ちとしてはトラックボールというよりはThinkPadとかのトラックポイントに近いですね。またフレキシブル基板を曲げずに薄くするために使っているのも面白いポイントですね。後述するキーボードにもフレキシブル基板を使うものがあり、設計が柔軟なものが多いと感じます。

気になったキーボード

気になったキーボードとしていくつか設計自体や面白いデザインのもの、完成度が高すぎるものなどを追加で挙げていきます。

poached-eggs

これは正直触って製品かと思いました。ケースの金属の質感が良すぎました。裏面も金属で最早そういう専用ケースがあるのかと思いましたが、これで自作なのですから驚きです。完璧に端子の穴がフィットしていてiPod touchのような美しさを感じます。コンセプトが「机に戻った時に”あらカワイイ”と思うもの」とされていてまさに体現しています。むしろ作る側であればあまりに高い完成度に溜息が出てしまいそうです。

キーキャップも非常に質感が良くて適度なザラ付きがあり私は好きです。現状の格子配列の分割キーボードでは一番好きだと感じました。

販売をキーケットで予定されているようですので、絶対に参加しようと思います。

超無限の可能性

次はフレキシブル基板を利用したよりエルゴを目指したキーボードです。切れ込みを入れることである程度柔軟に引き延ばせるフレキシブル基板が面白いです。

裏面を見ればわかりますがすごい面白いコンセプトです。手を奥と確かにほかでは得られないフィット感があります。ただ組み立て難易度は異常に高いようでしょう。設計と組み立てに脱帽です。

Gboard両面バージョン試作

今年の両面キーボードの試作がありました。実際に作るとだいぶ必要な基板数が多く、コストもかかります。なので実際にプロトタイプを見れて嬉しかったです。毎年Gboardの基板には驚かされますが、今回のも基板を見ましたがお値段もすごいですね。1列ごとにICが乗っていてそのICは500円くらいです。26列なので両面で52個は必要ですので、これだけで高級キーボードが購入できます。この写真に写ってる数でも5000円を軽く越えるので、おいそれと作るにはハードルが高いし値段も高いです。


おわり

ということで天キーを満喫してきました。私はこんな感じでモナカと湯呑みを持っていきました。抽選でHHKBが貰えるなどめちゃくちゃ太っ腹なイベントとなっており、自作キーボードを持っていなくても楽しめるイベントになっています。沼の入口として最適なので次は友人を引き連れていこうと思います!また次回も楽しみにしてます!

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