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電動ラジコンカー用モーターをロボットで使う場合の注意点

はじめに
1/27~1/16スケールの電動ラジコンカー用モーターが高出力かつコストパフォーマンスが高く、ロボット用にお勧めなのは、前の記事までのお話ですが、採用検討・購入に関して型式以外に注意があります。

チューンモーターの仕様

電動ラジコンカーは如何に速く走るかを追求します。
つまり、後進が遅くなっても前進が早ければ良いわけです。
これに合致するチューンアップが進角です。
皆さんに馴染みのある3スロットのモーターは120度毎にローターの電磁石への給電を切替ます。
この切替タイミングは正転・逆転で同じタイミングになっています。
切替タイミングを正転側がパワーアップするように、進めるのが進角です。
進角比較用のモーターマウントを制作して、電動ラジコンカーキット同梱のノーマルノーターオプション販売されているチューンモーターを組付けました。

進角比較 左:ノーマルモーター 右:チューンモーター

モーターマウントの穴位置は同じにしてありますので、カーボンブラシの取付位置が異なることで生じている角度が進角です。
チューンモーターには青色矢印の様に回転方向が指定されています。
正転・逆転が同じパワーであることを前提にしている足回りには使用できません。
この例のチューンモーター型式はRK-370SD-4050でノーマルモーターのRK-370SD-2870とは巻き線仕様違いのみで進角の有無はありません。
見分ける方法は下図の様に回転方向指示ラベルの有無が確実だと思います。

チューンモーターの回転方向指示ラベル ( 水色線枠 )


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