オヂーズのドラフト指名結果振り返り(本指名編)
2023シーズンは夏場にAJプレラーも青ざめる勢いでプロスペクトを軒並み放出することで大型補強に成功。
その甲斐もあってか、何とか98勝64敗という好成績で地区優勝を果たし、ポストシーズンに駒を進めた我らがオヂーズ。
惜しくもLCSで敗退しリングを獲得することは出来なかったが、前評判からすると大躍進の1年であり、世界一過激で熱いと言われるファンも満足のいく1年だったと言える。
しかし、その代償はあまりにも大きかった。
夏のトレードで獲得した選手は軒並みレンタル移籍であり、シーズンオフには主力の大半がチームを去った。
ドリームチームだったオヂーズは1年足らずで解体を余儀なくされた。
2024シーズンは再建モードでここまでシーズンを消化し、現在145試合を消化して51勝94敗と既にポストシーズン出場の望みは完全に絶たれた。
しかし、オヂーズオーナー陣はリーグ随一の社畜である為、資金力は群を抜いている。
その事からも早期コンテンドを目指している事と思われる。
そんな中で9/7(土)の現地時間深夜に行われたドラフト。オヂーズ陣営は並々ならぬ覚悟で望む必要があった。
そんなオヂーズの命運をかけた一夜について、今回は紹介したいと思う。
①指名方針・事前準備
ドラフト開催決定から開催当日までは3日間の準備期間が設けられた。各チームのGMは急ピッチで選手のリストアップに勤しんだ。
また、今回のドラフトの対象選手は下記のレギュレーションに基づいて決定した。
・漫画、ラノベ、アニメに登場しているヒロインキャラ全般
・漫画、ラノベは書籍化していることが条件
さあここで何かお気付きだろうか。
そう。我々は決して実在の選手やドラフト候補でモックドラフトをする訳では無い。
ただのキモヲタが6人集まって可愛い2次元キャラを取り合うだけのキショい催しなのである。
プロ野球やMLBの話していると思って読み始めた方は、早急にブラウザバックすることを推奨する。
まあ #ドラフト とかつけて投稿している私が全面的に悪いので、マジでごめんなさい。
気を取り直して上記レギュレーションについての話に戻ると、今回はかなり指名対象範囲が広い。
つまり選手への知識や愛が深ければ深いほど有利になり、他チームとの差を大きくつけるチャンスもある。
ちなみに今回のドラフト参加チームは以下の通りだ。(ウェーバー順に記載)
・たいがちゃんズ
・陽キャーズ
・勃起ーズ
・オヂーズ
・チンポロケッツ
・MTMズ
オヂーズ陣営はこの1年間ドラフトに向けて、数多くの選手にスカウトを派遣して、その魅力について調査してきた。(ただ漫画ラノベ読みまくっただけ)
GM(キモヲタ)歴は他チームの陣営と比較するとかなり浅いながらも、この1年間の密度は圧倒的だと言える。
故に周りから引けを取らないどころか、独自性に富んだ面白い指名が見れるかもしれないと、各媒体での期待度も高い。その期待に恥じぬ指名を当日は行っていきたいところだ。
オヂーズ陣営は最初に膨大な指名候補選手を紙分けして、Tier表を作成した。この表を元に、指名順時点で残っている選手から最適解を導き出して選ぶ方針をとった。
というのも現状チームは投打のどこを取っても弱点と言えるような惨状で、ロースター26人を総入れ替えする覚悟で、チームを再建する予定だ。
つまり、ポジションに関わらずとにかく評価が高い選手をひたすら狙うという日ハム方式で挑む。
ポジションがダブつきまくったらトレードすればいいだけの話だ。勃起ーズGMはオヂーズGMの舎弟みたいなものなので、超絶格差トレードを吹っ掛けてもどうせ応じてくれる。
というか意地でも応じさせる。圧をかけてやる。
Tier表の作成を一通り終えてからオヂーズ陣営はとある行動に踏み切ることにした。
※これより先はTier表の評価と共に選手を紹介します。
幼少時代からスター街道を歩んできた超エリート投手である神奈川県立峰ヶ原高校のスーパースター候補、桜島麻衣(Tier SSS)を、1巡目指名することを公言した。
この直前のタイミングでたいがちゃんズが現在旬で勢いに乗る東京都立水星高校の綾瀬紗季(Tier B)の1巡目指名を公言しており、残る4チームに対して大きな圧になったことは言うまでもないだろう。
このようにオヂーズは万全の体制を整えて運命の日であるドラフト当日へと臨むのであった。
② 1巡目指名
いよいよ待ちに待ったドラフト当日を迎え、各チームのフロントスタッフが席に着く。
会場には各々の贔屓チームの指名を見守るファンが3000人ほど集まっている。過激でアツいオヂーズファンの歓声は良くも悪くも目立っている。
頼むから刺繍ユニだけは着ないで欲しいものだが、、、、
ブルーノ・マーズによるオープニングアクトや、菅田将暉氏による開会宣言を終え、いよいよ各チーム1巡目の入札がスタートした。
2球団が事前に1巡目指名選手を公言しているが、残る4球団は未知数。スポーツ紙の朝刊による予想も各紙バラバラといった感じだ。
しかし今ドラフトの目玉はなんと言ってもこの両選手ではないかと予想されている。
まずはなんと言っても世代NO.1と言う声も多い、埼玉の神童・喜多川海夢(Tier S)だろう。
超高校級のショートとして名を轟かせ、1年生からレギュラーとしてチームを甲子園に導く活躍を見せ、プロ再注目選手となった。
メイクアップ面や野球脳に不安はあるが、1巡目で入札される可能性は高いと言える。
2人目は私立豊ヶ崎学園高校が産んだ天才司令塔・加藤恵(Tier SS)だ。
安定感ある守備力を誇る今ドラフト最高評価のキャッチャーである加藤。
一見地味に見えるが、プレーのひとつひとつは洗練されていて見る者の目を奪う芸術のようである。打撃もメキメキと成長しており、高校通算40発を誇るパワーも兼ね備えている。
オヂーズ以外にも勃起ーズやチンポロケッツが上位指名候補として名前を挙げている。
スター性に欠けていたり、突出した武器がない部分をどのように評価するかが鍵となる。
さあ全チームの入札が終わったようだ。
それではそれぞれの1巡目指名選手を見て頂こう。下記の通りだ。
たいがちゃんズ → 綾瀬紗季(Tier B)
陽キャーズ → 鹿野千夏(Tier S)
勃起ーズ → 牧之原翔子(Tier B)
オヂーズ → 桜島麻衣(Tier SSS)
チンポロケッツ → 喜多川海夢(Tier S)
MTMズ → 喜多川海夢(Tier S)
まずたいがちゃんズが公言通りに綾瀬紗季を指名し一本釣りに成功。会場に詰めかけたたいがちゃんズファンは大いに盛り上がりを見せた。
続く陽キャーズも私立英明高校の鹿野千夏を指名。まさかの一本釣りとなった。
スポーツ紙での指名予想も鹿野千夏が最も多く、順当な結果と言えるのではないか。
(1社だけ片寄ゆらを1位指名か!?って書いてたのは何なんだ。無能だろ。)
そして勃起ーズはいきなりサプライズ指名となる峰ヶ原高校の牧之原翔子を指名した。
オーバーピックにも見えるが、GMが太鼓判を押しており、チームの補強ポイントにも合致する指名となった。温厚で有名な会場の勃起ーズファンも暖かい拍手で獲得を喜んだ。
続いてチンポロケッツとMTMズが喜多川海夢を指名して重複した。やはり事前の見立て通りかなりの人気度合いだ。会場も大いに盛り上がりを見せた。
オヂーズも万が一残っていれば二巡目で指名を検討していたが、流石にそんな甘い話はなかった。
抽選の結果、MTMズが喜多川海夢の獲得に成功し、チンポロケッツは2度目の入札で長考の末に練馬大学の水原千鶴(Tier A)を指名した。
即戦力外野手との呼び声高い水原は、大学日本代表で4番を任されている活躍確定物件だ。
チンポロケッツおめでとう。
さあお待ちかね、オヂーズの1巡目指名を振り返っていこう。
第一巡選択希望選手
桜島麻衣 投手
神奈川県立峰ヶ原高校
Tier SSS
即戦力エース候補を見事に1本釣りしたオヂーズ。最速98mphの4シームと切れ味鋭いスイーパーやカーブをコマンド良く投げ込み、高い奪三振能力を誇る本格派右腕の桜島麻衣。
ゾーン内で勝負する事からBB%も低く、イニングイーターとしての役割も期待出来る。
メイクアップの面での評価が非常に高く、常に自主的にトレーニングやケアを欠かさない姿勢はオヂーズ首脳陣もかなり高く評価している。
また桜島麻衣本人も兼ねてより地元オヂーズでのプレーを熱望しており、相思相愛の誰も傷つかない最高の指名となった。(キモヲタの妄言)
オヂーズGMは指名後会見で「オヂーズの顔になれる存在。本人もこのチームで現役を全うする覚悟を示してくれているので、我々は誠意を持って契約していきたい。」とコメントするなど、今後行われる入団交渉でいきなり15年〜20年クラスの超大型契約を提示することを示唆している。
一本釣りが確定した瞬間、会場につめかけたオヂーズファンは地鳴りのような大歓声をあげた。ファン層悪すぎる。だから刺繍ユニ着るのやめてくれってば。
⬇️スカウティングレポート
速球 ●●●●●●●●●○
変化球 ●●●●●●●●●○
制球 ●●●●●●●●●○
スタミナ ●●●●●●●●●○
メンタル ●●●●●●●●●●
素行 ●●●●●●●●●●
スター性 ●●●●●●●●●●
伸び代 ●●●●●●●○○○
③ 2巡目指名
1巡目で桜島麻衣の一本釣りに成功したオヂーズが続いて狙うのは目黒区立第十二中学 山田杏奈(Tier S)、神山高校 千反田える(Tier S)、私立桔梗高校 和栗薫子(Tier S)、私立豊ヶ崎学園 加藤恵(Tier SS)の4名だ。
特に加藤恵は勃起ーズかチンポロケッツが1巡目で獲得してくると予想していた為、まさかまだのこっているとは想定外だ。
ウェーバー順的に勃起ーズが先に2巡目で指名する可能性は相当高いと思われる。
また和栗薫子も陽キャーズGMがかなり評価しているという報道があることから、ここで指名するのではないかと予想されている。
低身長ながら俊敏かつ華麗なプレーが武器で、キャプテンシーの高さも高評価の素材型セカンドだ。オヂーズも欲しい〜〜指名したい〜〜
さあそれではオヂーズの2巡目指名選手を紹介しよう。
第2巡選択希望選手
八奈見杏菜 内野手
ツワブキ高校
Tier A
和栗薫子は陽キャーズ、加藤恵は勃起ーズが順当に指名してきたとはいえ、スポーツ紙等の各媒体で予想されていた指名予想とは全く違うサプライズ指名に会場はどよめきと罵声に包まれた。ファンベース終わってる。勃起ーズファンを見習えよ。
ネット掲示板でもこの指名には数々の意見が交わされている。何より山田杏奈を回避して、4位辺りで狙えたであろう八奈見をオーバーピックしたことに対する疑問の声も上がっている。
八奈見についてだが、今最も勢いのあるポテンシャル型の三塁手と言っていいだろう。
高校通算57HRを誇り、夏大会では全国ベスト8の立役者となった。
攻守に荒さは残るものの、そのパワーとスピードは世代屈指であり、将来的にはJose Ramírez(CLE)のような30-30を達成できる素質を秘めている。
懸念点をあげるとすれば練習態度に難があったり、ベンチ内に大量のお菓子を持ち込むなど、メイクアップの面だろう。これが彼女の評価を左右しているのは一目瞭然である。
将来性はピカイチな為、チームとしても良さを殺さぬようにしっかりと伸ばしていきたいところである。
既に地元豊橋での人気はトップクラスであり、市民を丸ごとオヂーズファンにして経済効果も狙えるかもしれない。
八奈見は指名後の会見で「私を2位でとるなんてセンスあるじゃん?」と早くもビッグマウスが飛び出すなど、活躍に対する自信をのぞかせた。
会見後は取材に訪れたマスコミ各社に素麺を配るなど、早くもトンチキムーブの片鱗が見えているが、これもスター性なのかもしれない。
今後がとにかく楽しみだ。
⬇️スカウティングレポート
ミート ●●●●●●○○○○
パワー ●●●●●●●●●●
走力 ●●●●●●●●●○
守備 ●●●●●●○○○○
メンタル ●●●●●●●●●○
素行 ●●○○○○○○○○
スター性 ●●●●●●●●●●
伸び代 ●●●●●●●●●●
④ 3巡目指名
2巡目はポテンシャル先行のサプライズ指名を行ったオヂーズ。3巡目では今度こそ山田杏奈の指名を狙っているものと思われる。
本来1巡目使命が濃厚とされ、2巡目までには確実に消えると各媒体で騒がれていたトッププロスペクトがまだ残っている現状にネットは騒然としている。致命的な怪我をしているのではないか、順位縛りをしているのではないか等のあらぬ噂まで飛び交っている。
ここまで指名がないとなると、メンタル面に不安を抱えている山田は会見場で号泣している恐れもある。
そんなただならぬ空気だが、オヂーズの3巡目指名はこちらだ。
第3巡選択希望選手
由比ヶ浜結衣 外野手
総武高校
Tier A
ウェーバーでオヂーズより先に3巡目指名を行うことが出来たMTMズが山田杏奈を獲得。会場も今日1番の盛り上がりを見せ、会見場にいた山田本人もようやく笑顔を見せた。
1巡目の喜多川海夢に続きここでも目玉選手の獲得に成功したMTMズにはネットで賞賛の声が後を絶たない一方で、2巡目指名が予想されていたオヂーズには批判的な意見も集まった。「八奈見は3位でいけたのでは?」という核心を突きすぎている意見をフロント陣は真摯に受け止めて欲しいところだ。
急遽方針変更を余儀なくされたオヂーズの3巡目指名は総武高校が誇る即戦力外野手の由比ヶ浜結衣。走攻守の全てで高いパフォーマンスが期待できるアスリート型のスター候補だ。
総武高校では一色いろは(Tier C)と二枚看板として活躍し、高校通算62HRの打棒でチームの全国大会進出に大きく貢献した実績を持つ。
将来的にセンターに残れる可能性は低いとされ、オヂーズでは強肩を活かしてライトを守る可能性が高い。
今ドラフトの候補選手の中でもかなり上位クラスの選手であり、地元出身ということで陽キャーズ陣営もかなり熱心に追っていたが、オヂーズがスティールに成功。山田杏奈を逃したのは痛いが、しっかりリカバーに成功した。
オヂーズGMはドラフト後の会見で「2位で八奈見に行った時点で山田は見送る方針だった。仮にダブル獲得していたら食費だけでとんでもないコストになる」と発言していたことからも、由比ヶ浜をかなり高く評価していることが分かる。嘘つけ。露骨に落ち込んでたし指名に時間かかってただろ。カッコつけんな。
⬇️スカウティングレポート
ミート ●●●●●●●●●○
パワー ●●●●●●●●●○
走力 ●●●●●●●●○○
守備 ●●●●●●●●○○
メンタル ●●●●●●●●○○
素行 ●●●●●●○○○○
スター性 ●●●●●●●●●○
伸び代 ●●●●●●●○○○
⑤ 4巡目指名
全てのチームが3巡目指名を終えたところでドラフトは30分の休憩に入った。
たいがちゃんズが3巡目ラストで都立水星高校の奈良坂真綾(Tier D)を獲得した時には会場が騒然とし、ネット上でも「綾瀬のお友達指名」「GMのオナニー」「高掴み」「メッツと同じティアD」など様々な意見で溢れ、一時は「オーバーピック」がX(旧Twitter)のトレンド1位になった。
確かに奈良坂は旬で勢いのある選手だが、決して花形プレーヤーという訳では無いため、たいがちゃんズ陣営の狙いが気になるところだ。
そしてドラフト休憩タイムでは丁度オヂーズ2巡目指名の八奈見杏菜の試合がテレビ中継されていたこともあり、会場ではその様子が映し出されていた。
この日の八奈見は4打席に立ち1四球1安打とまずまずの結果。力強いスイングと次の塁を積極的に狙う走塁は健在であり、我々オヂーズ陣営も安堵の表情を浮かべた。
そんな休憩を終えて各チームの4巡目指名がスタート。オヂーズが指名したのはこの選手だ。
第4巡選択希望選手
橘美花莉 外野手
東京都某高校
Tier S
4巡目指名がスタートすると、まずウェーバーで1番手につけるたいがちゃんズが神山高校 千反田えるを獲得。オヂーズも狙っているという旨の報道はあったものの、審判の判定が気になりすぎてしまう素行面を懸念したのだろうかスルーをしていた。
そんな中でオヂーズが指名したのはこの夏圧倒的なスピードとフィールディングで一躍注目を浴びる事になった橘美花莉。ポジションはショートがメインだが外野手として指名した為、将来的にはセンターを任せる方針か。
なんと言っても最大の武器は長い脚を大きく回転して生み出すそのスピードだ。
脚だけなら即昇格して戦力になれるとの声も多く、桜島麻衣と並んで来期のロースターに名を連ねている可能性は高い。
一方で打撃は長打力が課題とされてきたが、夏の全国大会では3試合で2ホーマーとパワー面に開花の兆しを見せている。ドラフトに向けてウエイトトレーニングにも励むなどメイクアップの面も高く評価出来、将来的にはRonald Acuña Jr.のような1番打者になれるのではと太鼓判を押す評論家も多い。
素材型即戦力ルーキーとして早期コンテンドを狙うオヂーズ打線を担う選手になることに多い気に期待したい。
⬇️スカウティングレポート
ミート ●●●●●●●○○○
パワー ●●●●●●●○○○
走力 ●●●●●●●●●●
守備 ●●●●●●●●●○
メンタル ●●●●●●○○○○
素行 ●●●●●●●●●○
スター性 ●●●●●●●●●○
伸び代 ●●●●●●●●●●
⑥ 5巡目指名
ここまで4人を指名してきたオヂーズだが、投手は1巡目指名の桜島麻衣のみと偏った状態になっている。
その為5巡目では投手を指名してくると予想する声が多いが、その筆頭はダリア学園高校のジュリエット・ペルシア(Tier A)とされている。
欧州出身のエース候補であるペルシアは恵まれた身体能力から繰り出される最速97mphの4シームが売りの素材型左腕。勃起ーズスカウト陣営も高く評価しているという報道があるが、果たしてどうなるのか。
第5巡選択希望選手
中野五月 投手
旭高校
Tier A
愛知の名門・旭高校では五つ子のうち4人がレギュラーメンバーとなっており、その中で最も注目度が高かったのが末っ子でエースを張る中野五月だ。最速99mphの重い4シームと90mph前後で大きく沈むチェンジアップ(シンカー)が武器で、奪三振能力に長けたロマンのある右腕だ。
1年生の頃からエースとして数多くの大会で結果を残し、ドラフトでも上位指名は確実と見られていたが、夏の愛知大会で八奈見(2巡目)ら率いるツワブキ高校に大量失点でまさかの敗退。ドラフト直前で大きく評価を大きく評価を下げてしまった。
それでもアマチュアでの実績はトップクラス。肉まんオバケのに愛称恥じない食事量からくる圧倒的なスタミナを誇り、桜島麻衣(1巡目)と並んで将来のエース候補の1人として期待が高まる。
2024シーズンのチーム防御率が4.87と投壊が進むオヂーズ投手陣を支える存在として早期昇格も有り得そうだ。
一方で懸念材料としては不器用な面が挙げられる。セットポジションでの投球は特に不安材料であり、「もう無理ですー!」とマウンド中で精神を乱してしまう場面も見られた。
また、八奈見に引けを取らない大食漢であり、山田杏奈をスルーしたのに結果的に食費に莫大なコストがかかってしまう事になった。
まあ資金面だけは潤沢なオヂーズにとっては痛くも痒くもないと言えるのだが。
⬇️スカウティングレポート
速球 ●●●●●●●●●○
変化球 ●●●●●●●●●○
制球 ●●●●●●○○○○
スタミナ ●●●●●●●●●●
メンタル ●●●○○○○○○○
素行 ●●●●●●●●●○
スター性 ●●●●●●●●○○
伸び代 ●●●●●●●●○○
⑦ 6巡目指名
いよいよドラフトも折り返しの6巡目指名に入る。5巡目で大型右腕の中野五月を獲得したとはいえ、左腕の指名が行われていないことを鑑みても、やはりペルシアの指名が濃厚と見ていいだろう。万が一で勃起ーズがウェーバーで先に獲得してくるケースも考えられるが、総武高校のナックルボーラーである雪なんちゃらみたいな名前の奴(Tier カス)を狙っているという噂もある。ナックルボーラーなのに何をそんなに評価しているのか。いっちょんわからん。
という事で会場のオヂーズファンも「ペルシア!ペルシア!」という地鳴りのようなコールで盛り上げている。ちなみに刺繍ユニを着てる奴らは3巡目終了後の休憩中に警備員に連れられて退場済みなので安心して欲しい。
そんな異様ともいえる空気の中で運命の6巡目指名が始まった。
第6巡選択希望選手
有馬かな 内野手
陽東高校
Tier B
6巡目の最注目選手だったペルシアはオヂーズの目の前で勃起ーズが指名に成功。
これには会場のオヂーズファンは大ブーイングで猛反発の意志を示した。
またネット上でも暴徒化したオヂーズファンが、勃起ーズ公式Instagramに過激コメントをつけまくって、余りにも終わっているファン層が問題視される事態に発展してしまった。
そんなプチ騒動は一旦置いといてオヂーズの6巡目指名だが、リトルリーグ時代から全国区のスター遊撃手だった有馬かなを指名。
ネームバリューでいえばペルシアよりも遥かに高い為、ファンのデモ行為も一瞬で収まったのが救いだ。左腕エース候補が欲しかったのは否めないが。
そんな若くして国民的スターのような立ち位置にいた有馬がこの順位まで指名されなかったのは、やはり「早熟疑惑」があるからだと予想する評論家が多い。
リトルリーグ時代から走攻守三拍子揃ったスーパースター候補として将来を嘱望されていた有馬だが、高校に入ると「騒がれてた程ではないな」という声が目立ち始め、早熟だったと評価を落とし気味になってしまったのだ。
だがオヂーズ陣営は気づいていた。リトルリーグ時代の実績という色眼鏡を外すと、高校通算48HRの超高校級ショートストップであると言うことに。
陽キャーズにも指名の噂はあったのだが、何故か6巡目で本栖高校の斉藤恵那(Tier ?)を指名。ペルシアを逃したとはいえ超ラッキーな指名となった。
現在ショートのレギュラーが固まっていないオヂーズでは有馬は1年目から多くのプレイタイムを得ることが出来そうだ。
⬇️スカウティングレポート
ミート ●●●●●●●●●○
パワー ●●●●●●●●○○
走力 ●●●●●●●●○○
守備 ●●●●●●●●●○
メンタル ●●●●○○○○○○
素行 ●●●●●●●●●○
スター性 ●●●●●●●●●●
伸び代 ●●●○○○○○○○
⑧ 7巡目指名
ここまでバランス良く指名を行えているオヂーズだが、再三書いている通り左腕投手がとにかく欲しい。
まだ残っている指名対象選手の中にもまだ左腕は多くいる為、ここで確実に獲得してくるものと思われる。
最有力候補になるのは巧みな投球術が売りの凡矢理高校・小野寺小咲(Tier B)だろうか。
一方でツワブキ高校・焼塩檸檬(Tier C)辺りを指名する可能性もあり、名前が読み上げられるまで分からないという状況になっている。
果たして誰を指名してくるのか、、、、
第7巡選択希望選手
小野寺小咲 投手
凡矢理高校
Tier B
ようやく念願の左腕投手である小野寺を獲得。
速球は平均91mphと決して速くないものの、出処の見づらいフォームから繰り出される多彩な変化球はコマンドが非常に優秀で、テンポ良く相手打者を討ち取っていく。
奪三振率があまり高くなく指標映えしないタイプではあるが、将来的にはローテ3〜4番手に食い込めるという評価を受けている。
既に高い完成度を誇る小野寺だが、凡矢理高校野球部の一条楽監督による八百長疑惑で1年間対外試合停止処分を食らっていた影響もあり、全国区の大会でその実力を披露する場面は多くなかった。本当に一条楽が全部悪い。
小野寺指名の瞬間は会場に拍手が巻き起こり暖かい空気に包まれたが、凡矢理高校会見場では、上位での指名を狙っていた桐崎千棘(Tier カス)が悔しさのあまり席を外したらしい。ざまあみろ。
⬇️スカウティングレポート
速球 ●●●●●○○○○○
変化球 ●●●●●●●●●○
制球 ●●●●●●●●●○
スタミナ ●●●●●●●●○○
メンタル ●●●●●○○○○○
素行 ●●●●●●●●●●
スター性 ●●●●●●●○○○
伸び代 ●●●●●●○○○○
⑨ 8巡目指名
絶賛投壊中のオヂーズはまだまだ投手が欲しい。その為8巡目でも投手を狙う可能性が高い。
狙い目は喫茶リコリコ硬式野球部・錦木千束(Tier B)だろうか。ここまで指名がないのが不思議だが、過去に心臓をTJ手術した事による稼働率への懸念が大きいのは否めない。
1人でも多く投げて欲しい今のオヂーズにはリスクが大きいかもしれない。
そんな投手を乱獲して欲しいというファンの願いは届くのかどうか。8巡目の指名はこちらだ。
第8巡選択希望選手
双葉理央 捕手
神奈川県立峰ヶ原高校
Tier B
ここでまさかの展開だ。桜島麻衣の女房役として峰ヶ原高校の全国制覇に貢献した双葉理央を指名してきた。確かにここまで捕手の指名はなかったとはいえ、かなりサプライズと言えるのではないか。
峰ヶ原高校の会見場では、既にオヂーズから1巡目指名を受けている桜島麻衣と抱き合う双葉理央の姿が、、、尊い。
そんな双葉だが、なんと言っても野球IDの高さを活かした巧みなフィールディングがウリだ。
近年リードの価値が下がってきているが、双葉の配球の前ではそんな事言えなくなってしまう。常に相手を裏をかき続ける頭脳プレーは圧巻なのだ。
また、二塁送球1.8秒と肩も強く、高校通算の盗塁阻止率は.500を超えている。
捕手も手薄なオヂーズでは確実に1年目から出場機会があると見込まれる。
一方で打撃には目立った強みはあまり感じられないものの、相手の配球や癖を読みながら巧みにヒットゾーンに打球を飛ばすイヤらしさはプロでどれだけ通用するのかがカギだ。
高校通算HRは12本と長打力はかなり課題だ。
双葉は指名後会見で「また麻衣さんとバッテリーを組めることを非常に嬉しく思います。オヂーズでも優勝の瞬間に2人でマウンド上で抱き合えるように今後切磋琢磨して頑張っていきたいです。」とコメントした。
プロの舞台でも頭脳プレーで相手の弱点を突き、扇の要を守り抜けるのか。非常に楽しみだ。
⬇️スカウティングレポート
ミート ●●●●●●●○○○
パワー ●●●●●○○○○○
走力 ●●●●●●○○○○
守備 ●●●●●●●●●●
メンタル ●●●●●●●●○○
素行 ●●●●●●●●●●
スター性 ●●●●●●○○○○
伸び代 ●●●●●●●●○○
⑩ 9巡目指名
本指名も残すところ2人となった9巡目。
本音を言えば有望な投手が欲しいところだが、この順位になってくると中々望み通りにはいかないかもしれない。こうなってくるとリスク承知で前述の錦木千束を獲得するのも1つの案としてはアリだ。
確かに心臓のTJ手術は大きな懸念点だが、戦力化した時のリターンがあまりにも大きい。本来なら3巡目で確実に消えるレベルの逸材なのだ。
果たしてリスク承知の指名をするのか、それとも独自路線でいくのか。オヂーズの9巡目指名はこちらだ。
第9巡選択希望選手
志摩リン 投手
本栖高校
Tier C
通称「モトース・フィールド」と呼ばれる気圧の関係でボールが飛びまくる環境で無双する甲信越地方を代表するサウスポー、本栖高校・志摩リンがオヂーズの9巡目指名となった。
特殊な環境でプレーしていることもあり、全国的にも知名度はかなり高く、この順位での指名には会場に詰めかけたファン達も思わず唸った。
そんな超打高環境で育った志摩リンだが、打球を前に飛ばさないことを重視しており、平均95.7mphで高スピンの速球を高めに投げ込むスタイルで、奪三振率が極めて高い。高校通算の奪三振率は15.69である。これは今ドラフトの対象選手の中でも最高位の数値であり、ポテンシャルの高さは一級品である。
また高地でのトレーニングを積むことで得た無尽蔵のスタミナも武器だ。
当面は先発での育成がメインになるが、変化球の制度や制球の荒さはまだまだこれからの部分が多く、将来的には高い奪三振率を活かしてリリーフとして活躍する可能性も高そうだ。
そしてここで思い出したいのが陽キャーズが本栖高校の三塁手である斎藤恵那を6巡目で指名した事件だ。
打者天国モトースで盛りに盛りまくった斉藤の打撃成績を過信してしまったのだろうか。
敵ながらあまりにもオーバーピックと言われすぎて不憫に感じる部分もあるので、是非結果で見返して欲しいと思っている。
⬇️スカウティングレポート
速球 ●●●●●●●●●○
変化球 ●●●●●○○○○○
制球 ●●●●○○○○○○
スタミナ ●●●●●●●●●○
メンタル ●●●●●●●○○○
素行 ●●●●●●●●○○
スター性 ●●●●●●●○○○
伸び代 ●●●●●●●●●○
⑪ 10巡目指名
いよいよ本指名ラストの10巡目指名となる。
ここまでの指名選手を振り返ると、各ポジション満遍なく逸材獲得出来ており、再建中の戦力ペラペラなオヂーズのマイナーシステムは一気に潤っただろう。
その証拠にペルシアを指名できなかった時に暴徒化していた会場のオヂーズファンも、今となっては穏やかな表情でドラフトの進行を見守っている。
オヂーズ陣営はドラフト前に「10巡目が最大の勝負。ここで逸材を獲得できるかが鍵」と話していただけに期待値は高まる。最後にサプライズは果たしてあるのか???
第10巡選択希望選手
夏凪渚 投手
連邦政府硬式野球部
Tier B
ここでオヂーズが指名したのは未だ謎に包まれる連邦政府硬式野球部エースの夏凪渚だ。このチームからは勃起ーズ3巡目指名のシエスタ(Tier B)も排出しているが、選手の経歴には謎が多い。
特に夏凪はここ1年で彗星の如く現れた最速100mph右腕で、都市対抗野球で活躍したのをキッカケにその名を全国に轟かせた。
だが、それ以前のキャリアについてはほとんどが不明となっており、その人物像の不透明さを敬遠してこの順位まで指名されずに残っていたものと思われる。
夏凪について唯一わかっている事としては、1年以上前に心臓のTJ手術を受けている事だけだ。だがその手術の影響で心臓が物理的に強化され、連投に耐えられる身体となった事でクローザーとしての適性が身についた。
最速100mphの4シームと落差の大きいフォークボールを前に相手打者は思わず動きが止まってしまうほどの衝撃を食らって次々に三振を奪う。
最後に将来のクローザー候補を指名できた事で、ネット掲示板のドラフト界隈は大いに盛り上がりを見せた。夏凪はファンの間で行われるモックドラフトでは高評価だったことから「なんJの夏凪」という愛称で親しまれている。
これからもなんJ民の目が正しかった事を投球で示してもらいたいところだ。
⬇️スカウティングレポート
速球 ●●●●●●●●●●
変化球 ●●●●●●●●○○
制球 ●●●●●●○○○○
スタミナ ●●●●○○○○○○
メンタル ●●●●●●●○○○
素行 ●●●●●●○○○○
スター性 ●●●●●●●●○○
伸び代 ●●●●●●●○○○
⑫ まとめ
今回は本指名の10名を振り返ってみたが、バランス良く有望株を各ポジションでキッチリと抑えることができた最高のドラフトと言えるだろう。
桜島麻衣と双葉理央は早くも入団に向けた練習を2人で開始するなど、指名選手達の意欲の高さもとても誇らしいところだ。
この中から今季低迷しているオヂーズの救世主となるスターは誕生するのか!?
数年後が楽しみで仕方ない。
もっと詳しい振り返りや総括は近日中に公開する育成指名編の際に行いたいと思うので、この辺で終わりにしようと思う。
それではまたお会いしましょう。