ロール
ご挨拶
こんにちは!カワウソです。
いよいよ夏の本番が始まりましたね🌞
日向ぼっこが好きだった我が家の猫ちゃんも日陰でバテています。
暑さに負けずに頑張りましょう~🔥
ロールとは
今日のテーマはMoodle LMS (以下省略してMoodle) の「ロール」です。
ロールとは役割のことで、Moodle上で細かくわかれています。
ロールによってできること (パーミッション設定) が違うので、ユーザごとに権限を絞ることが可能です。
ロールの設定はかなりざっくりとですが、システム全体での割り当て・コースごとに割り当ての2パターンです。
私もMoodleを勉強し始めた頃は何も意識していなかったのですが、最近ロールによってどんな違いがあるのか少しずつわかってきました。ほぼ私の勉強記録ですが、よく使うロールとその他便利なロールを一部ご紹介したいと思います!
主に使うロール
サイト管理者
最上位の権限です。Moodle上でサイト管理者にできないことはありません!
弊社では納品時にお客様にお渡ししていますが、なんでもできてしまう為限られたメンバーでの使用をおすすめしています。
ここから下は全てコースの中で割り当てるロールです。
教師
その名の通りで、コースの中の先生です!
自身が教師となっているコース内でのみ、小テスト作成や資料アップロードなどのコンテンツ作成・受講生の登録・採点などの成績処理が可能です。
少し面白いのが、このロールは「editing teacher」と表現します。なぜただのteacherではないのかというと、次のロールが存在するためです。
編集権限のない教師
このロールを持っているユーザは、コンテンツ作成等コース内を編集することはできませんが、課題採点等の成績管理のみ行えます。
大学だとTAの学生に与えるなどが考えられますね。
そして、このロールは「teacher」と表現されます。
初めて教えてもらったとき、編集できるかできないかで区別しているのが面白いなと思った記憶があります。
学生
名前の通り、コースを受講するユーザです。
前述の通り、コースごとにロールを割り当てられるので、Aコースでは受講生だけどBコースでは先生、ということが当たり前にできちゃいます!
こんなロールもあります
そのほか、こんなロールもあります。
マネージャ
サイト管理者の下位ロールです。
ユーザの作成やコースの作成はもちろん言語カスタマイゼーション等かなり広範囲の作業ができますので、この権限でもじゅうぶんMoodleを運用できます。
ただしプラグインのインストールができない、コースカスタムフィールドの追加ができないなど細かい部分も含めるとサイト管理者に比べできることは減ります。
コース作成者
まず、Moodleのコースは「外側」と「中身」に分かれています。
「外側」・・・コースの名前や開講期間等の設定。通常、サイト管理者、マネージャを持つユーザが作成する。
「中身」・・・「外側」が作られたあとに入れていく資料やテストなどのコンテンツ。多くの場合、上述の教師ロールを持つユーザが作成する。
コース作成者はコースの「外側」を作るロールです。
それ以外のサイトに関する設定は一切できませんので、事務作業的な立ち位置になります。
※教師ロールを与えれば中身ももちろん作れます!
ゲスト
ゲストアクセスをONにすることでMoodleにアカウントを持っていない人でも許可された範囲のみアクセスすることができます。
たとえば、販売しているコースのお試し版へのアクセスなどで使用されます。
一切外部からアクセスさせたくないときは設定OFFにできますので、絶対に使用するロールではありません。
最後に
ロールからもMoodleは様々な学習場面を想定して作られていると感じます。
ここには記述しきれなかったロールもありますし、パーミッションをいじればオリジナルのロールを作ることもできます!
ただ、Moodleは世界中4億人以上のユーザが使用して日々進化を続けるLMSでありデフォルトのロールは4億人の意見をもとに作られています。
そのため、ほとんどのケースでオリジナルロールを作らなくても快適に運用ができるというのがポイントです💡
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